今や日本車でも珍しくなくなった400馬力級エンジンだが、やっぱりハイパワーエンジンはワクワクする! そんな400馬力級エンジンを搭載する国産車の魅力を多角的に解剖していこうではないか。
※本稿は2023年10月のものです
文/松田秀士、写真/ベストカー編集部 ほか、撮影/奥隅圭之
初出:『ベストカー』2023年11月10日号
ランクルにフェアレディZ……400馬力オーバーも扱いやすい!! 燃費ってどうなの? 国産ハイパワー車3台イッキ乗り
■現代の国産車には400馬力級も意外とある!
現在では400馬力オーバー国産車の乗り比べができるほど豊富になってきた。
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それまでは、高級車と言えば大きなエンジンを積み燃費が悪いことが良しとされていた風潮がある。一方トヨタは、ガソリン車も併売するモデルではハイブリッドの方が値段が高く(機構が複雑なので当たり前だが)、それでいて静寂性などのメリットをもたらし、お金持ちがハイブリッドを買うようになった。
欧州のダウンサイジングターボも、環境意識よりもトヨタの低燃費車に対抗するため。そしてハイブリッドを打ち負かそうとしてEVに逃げ込んでいる。そのいずれも失敗しそうで、先に動くトヨタが利する形になっている。
それでいながら、GRヤリスのようなモデルまで作るからある意味恐ろしい企業。