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【Tipo】手ごろな価格で運転が楽しい遊び倒せるクルマを探せ!! 200万円以下MTチューコ車選手権『アルファ ロメオ・ミト』編

掲載 更新 3
【Tipo】手ごろな価格で運転が楽しい遊び倒せるクルマを探せ!! 200万円以下MTチューコ車選手権『アルファ ロメオ・ミト』編

ここでひとつ、皆さんにとって身近な企画を展開したいと思います。メインテーマはチューコ車。選ぶ条件は二つ。ひとつは手に入れやすい価格帯ということで200万円以下。もうひとつは、それほど速くなくても運転を楽しめるマニュアルモデル。このお題で、ティーポ編集部員がアチラコチラで探してきたら、こんな魅力的なクルマが集まりました。「オレならこれだなぁ」「いやいやコッチだろ!」と、皆さんも一緒になって選んでください。前回のシトロエンDS3に続いて、今回はアルファ ロメオ・ミトをピックアップ!

前回『シトロエンDS3』編はコチラから

【Tipo】手ごろな価格で運転が楽しい遊び倒せるクルマを探せ!! 200万円以下MTチューコ車選手権『シトロエンDS3』編

四葉のクローバーの幸福をミニマムサイズで!

ジュリアやステルヴィオをきっかけに、プレミアムブランド志向をさらに強めているアルファ・ロメオ。そんな中、FCAグループ内での棲み分けという事情もあるのだろう、2008年の発表以来10年にわたりラインナップされてきたBセグ・ハッチバックのミトが生産終了となった(執筆時)。寂しいのは確かだが、チューコ車選び的には、そんな今こそ狙い目なのだ!

【写真9枚】アルファDNAで羊から狼へ! アルファ ロメオ・ミトQVの詳細を写真で見る

フィアット・グランデプントをベースに3ドア専用モデルとして開発されたミトは、美しくまとまったフォルムと、この時期のアルファとしては珍しいボディ剛性の高さが大きな魅力。わけても2010年に登場したクアドリフォリオ・ヴェルデこそ、プレミアム感と熱いスポーツ走りを日常的に楽しみたい人間には大本命となる。

ミトQVが搭載する1.4Lマルチエア・ターボエンジンは、通常グレード+15PSの170PSを発揮。絶対値として目立つ数値ではないが、低回転域からトルクフルなこのユニットを6速MTでテンポよく操るのが愉快痛快なことは、言うまでもない。

何より、QVの最大の特徴は、電子制御可変ダンピング機構、ダイナミックサスペンションを備えることにある。ミトは見た目の上質感に相反して、前ストラット、後トーションビームの足がバタつき気味で、特に街乗りでは、やや残念な質感だったのは否めない。しかしQVなら、DNAシステムをニュートラルからダイナミックへ切り替えればたちまち、シャキっと引き締まった足と、エモーショナルに吹け上がるエンジンとで、本格アスリートへと君子豹変。まさにベビー・アルファなのだ。

新車時価格が328万円だったミトQVも、現在は100万円台がボリュームゾーン。この158万円の個体は走行わずか1.3万kmで内外装とも使用感がほとんどない、新車同然と言いたくなる極上車だった。これをお借りした「コレツィオーネ」では、2011年式、走行5.6万kmで同じブラックのミトQVも在庫していて、そちらは138万円だった。市場のタマ数は多くはないが、綺麗に乗られている個体が多いため、200万円以下という条件なら、お値段以上の満足感を得られること請け合いだ。

買い物にはオシャレサンダルとユルめの服で行き、ここぞという時はビシッと高級シューズで。そんなメリハリの効いた大人のライフスタイルにマッチするスポーツカーを選ぶなら、ミトQV×アルファDNAでしょ!

(中編その2に続く)

【SPECIFICATION】アルファ・ロメオ・ミト・クアドリフォリオ・ヴェルデ(2012年式)
全長×全幅×全高:4070×1720×1465mm
ホイールベース:2510mm
トレッド(F/R):1480/1470mm
車両重量:1250kg
エンジン:直列4気筒DOHC+ターボ
総排気量:1368cc
最高出力:170PS/5500 rpm
最大トルク:25.5kg-m/2500rpm
サスペンション(F/R):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(F/R):Vディスク/ディスク
タイヤ(F&R):215/40R18
中古車両価格(取材時):158万円

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みんなのコメント

3件
  • この車のデザインや大きさがすごく好きでした。
    大事に進化させてほしかったクルマのひとつです。
  • 走りは酷評されてた車だよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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