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スズキ アルトもついに40年!──特別限定車登場!&懐かしの歴代モデルを振り返る!

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スズキ アルトもついに40年!──特別限定車登場!&懐かしの歴代モデルを振り返る!

2019年6月13日、スズキは、軽4輪車「アルト」の40周年記事年特別仕様車「Lリミテッド」の販売を開始した。

「Lリミテッド」は、「L スズキ セーフティ サポート装着車」で、電動格納式リモンコンドアーミラー(ボディ同色タイプ)やUVカット機能付きガラス、ピアノブラック調ドアアームレストやメッキインサイドドアハンドルなどを装備する。

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さらに、ボディカラーは、アルトワークスでは選べる「ブリスクブルーメタリック」を特別設定。これら充実した特別装備にもかかわらず、価格は数千円のアップに抑えられている(2WD:95万5000円、4WD:106万3800円)。なお、トランスミッションは駆動方式にかかわらずCVTのみである。

ちなみに、現行アルトは初代からかぞえ8代目で、2014年に登場した。初代が販売開始されたのは1979年5 月である。当時のプレス・リリースには「快適・機敏・安全に走るという車本来の機能を追求した新しいタイプの軽商用車」と、記されている。

今でこそ、軽4輪車とメーカーは記すが、当時のアルトは、あくまで商用車だった。なぜなら、軽乗用車に課せられていた高税率の物品税を回避すべく、リアシートを簡素化し、物品税が非課税になる商用車として開発されたからだ。

商用車といっても、主婦層などが普段の足として使うことも考慮し、ヒーターや強制ベンチレーション、リクライニング機構付き大型シートなどは採用された。

「軽乗用車の乗車人数はひとり、ないしはふたりがほとんど。ゆえに割り切ったモデルを、低価格で販売すれば売れるのでは?」というスズキの目論見通り、初代アルトは大ヒットした。

“全国標準現金価格47万円”という低価格も魅力だった。当時、地域によって車両本体価格が異なっていのを、スズキは統一したのだ。結果、新聞広告やテレビCMなどで「47万円」を強調したのである。

その後、軽商用車にも物品税が課せられるなど、税制面のメリットが薄れたため、モデルチェンジのたび、より豪華に、そして乗用車化していった。

1984年に登場した2代目は、女性ユーザーを意識した装備が目立った。回転ドライバーズシートをはじめ、商品のイメージ・キャラクターを務めた女優・小林麻美の名前を冠した限定車「麻美スペシャル」「麻美フェミナ」などが設定された。

また、モデル・ライフ途中にはターボ・モデルも設定。初代以上に多彩なラインナップが魅力的だった。

1988年に登場した3代目は、物品税廃止に伴い、軽乗用車規格外である5ナンバーモデルも設定された。また、両側スライドドアを持つグレードも登場する。イメージ・キャラクターは、モデル・ライフ前半は当時、絶大な人気を誇ったアイドル・浅香唯、後半は“バラドル”して人気だった井森美幸が務めた。

その後、3代目のキープ・コンセプトである4代目(1994年登場)、衝突安全性に力を入れた5代目(1998年登場)、モデルラインナップを一気に縮小した6代目(3ドアモデルなどを廃止、2004年登場)、優れた実燃費が魅力だった7代目(2009年登場)と、約5年おきにフルモデルチェンジを重ね、現行の8代目は2014年に登場した。

ちなみに現行モデルは、登場からまもなく5年目を迎えるものの、フルモデルチェンジの噂はほとんどない。はたして、新型は登場するのか? スズキに訊いたところ「アルトが終売するといった話はありません」とのこと。今後も、スズキを代表するモデルとし、進化していくようだ。

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