■2021年型で好燃費を記録、車体の進化とECOモードが効いている!?
今回、the「燃費」テストに連れ出した冒険王、BMW Motorrad「R1250GS Adventure」は“Edition 40 years GS”と名付けられた特別仕様です。
ヤマハ「XSR700」の燃費の良さに脱帽 ECO走行を実践してみた!
いま人気のカテゴリーであるアドベンチャーバイク、それを切り拓いた「GS」モデルの販売開始から40周年を祝い、特別な仕様を纏ったこの車両、通常のプレミアムラインの価格278万6000円(消費税込)に加え、22万3500円プラス。さらにテスト車には「アルミニウムケースセット・ブラックエディション」21万2256円、「アルミニウムトップケース・ブラックエディション」10万4082円、「BMWモトラッドナビゲーター?」の9万3500円が装着され、その合計は341万8838円というプライスに。
決して安くない車体価格ですが、LEDヘッドライト、TFT6.5インチカラーモニター、オンボードコンピューター、セミアクティブ電子制御サスペンション、ヒルホールドコントロールやコーナリングABS、スタビリティーコントロール、クルーズコントロール等々、最新の電子制御アイテムを装備し、プレミアムラインでは標準となる前210mm、後220mmのサスペンションストロークでオフロード走破性も高い。また、レイン、ロード、ダイナミック、エンデューロ、エンデューロプロという舗装路から砂漠まで走破するためのライディングモードが含まれるほか、新型では「ECO」モードが加わっています。
プレミアムガス30リットルを飲み込む燃料タンク、排気量1254ccの水平対向2気筒エンジン、満タン状態で278kgという車重。スペック表にあるWMTCクラス3-2の燃費データは21km/lとなっています。これがthe「燃費」テストルートではどんな結果がでるのでしょうか。ECOモードで計測をしてみることにしました。
the「燃費」では、毎回同じルートを走り、市街地、高速道路、快走路(ツーリング路)の燃費計測をしています。記事中にある走行距離は車両のオドメーター、燃費データは車載の平均燃費データのものです。走行ペースは交通状況に合わせ省燃費走行に徹することはありません。ではスタートしましょう。
■ゴー&ストップが多い市街地、ECOモードにダルさはない
the「燃費」で計測する市街地ルートは次の通りです。東京都内外苑周辺をスタートし、南青山交差点から国道246号で皇居方向へ。丸の内、銀座、かちどき橋を通り、晴海を直進。首都高湾岸線沿いに走る国道357号の東雲付近まで。
片側3車線程度の広い道と、一部オフィス街を抜ける道を通ります。交差点が多く、赤信号で止まる回数が燃費結果に響くルートでもあります。
距離12kmの走行時間は37分。渋滞はないものの、クルマは多く、アルミケースが左右に張り出した巨体はさすがに目を引きます。その幅は軽自動車に親近感を感じるほど。
しかし、低中速回転でのエンジントルクが厚く、アクセル操作もしやすい、低速地でもバランス感が良い車体のため助かります。ECOモードでは発進が通常のロードモードよりマイルドになりますが、トルク不足やレスポンスが悪い、というネガはありません。極端な省燃費制御では遅いからアクセルを開けてしまい、そもそも燃費が悪化する、というライダー心理を知っている仕様だと感じました。普通に走れるのです。
■高速道路は超快適、速度超過防止にクルーズコントロールを
the「燃費」の高速道路燃費は、房総半島へと移動して快走路計測区間までの往路、復路2区間で計測します。往路はアクアライン連絡道「袖ケ浦IC」から東へ向かい、館山道とのジャンクションを南下。終点「富浦IC」までの区間52.3kmです。制限速度は80km/hから100km/h、また80km/hとなり、対面通行区間では70km/hと変化し、館山道区間ではほとんどがアップダウン。燃費にはタフな道路状況です。
復路は快走路燃費計測を終えた館山道「富津中央IC」から北上。アクアライン連絡道に入り、「木更津金田IC」までの24.7km区間です。アップダウンの多い館山道が100km/h制限、比較的平坦になるアクア連絡道が80km/h制限なのは往路同様です。
高速道路に流入後、クルーズコントロールで速度を保持しました。というのも、このバイク、快適過ぎて速度感が希薄。そのため速度計を常にチェックする必要があり、むしろ流れに合わせて「クルコン、ポン!」が最高に快適なのです。
交通量、流れともに普通で、対面通行区間でも極端な速度低下などはありませんでした。結果は往路、復路とも全く同値の23.8km/lでした。
the「燃費」取材班の知り合いで、2019年モデルの「R1250GSアドベンチャー」に乗る人いわく「俺のは高速道路で21km/lかな」から想像するに、この結果はECOモードや全体のアップデイト効果だと期待できます。
■アップダウンとワインディングが続く快走路、やはり進化を感じるところ
房総半島に広がる里山風景、海岸線を巡る快走路は3区間で燃費を計測しています。区間1は「富浦IC」直近のコンビニを起点に、半島中央を南下する「安房グリーンライン」にアクセスし、房総半島の南端エリアへと走る21.5kmです。区間2は房総南端エリアから国道410号で海岸線を太平洋方面へ進み、途中から半島内部へ。鴨川市内で県道34号と交差したところから「大山千枚田」を目指す37.8kmです。最終区間3は「大山千枚田」から県道34号、県道184号「紅葉ロード」を経て北上、館山道「富津中央IC」までの25.4kmでの計測となります。
流れはスムーズ、気持ち良い里山ルートでは適度なアップダウン、ワインディングが続きます。合計で80kmを越える計測区間のおよそ70%以上がアップダウンとワインディングの連続で、燃費を考えたらやはり「タフ」なルートでしょう。
「R1250GSアドベンチャー」は、区間1、区間2ともに25km/lを記録し、区間3では26.3km/lをマーク。3区間平均で25.4km/lとなりました。前出の2019年型のオーナー氏は「ツーリングでもやっぱり21km/lぐらい」とのこと。走るルートや走り方が変わると変化するのが燃費です。しかし、この差はECOモードやバイクの進化と言えるのではないでしょうか。
■参考までに、移動区間ではもっと好燃費記録も!
市街地計測を終えて高速道路計測スタート地点まで移動した際、36.7kmを走り燃費計は27km/lでした。高速計測を終え、都内に戻る区間でも全く同値の27km/lでした。2019年型オーナー氏は「そんなの絶対出ない」とのことだったので、2021年型とECOモードは燃費が良い、と結論づけられそうです。大排気量で重量級は燃費が悪い、とは言えない時代が来たようです。
■BMW Motorrad「R 1250 GS ADVENTURE Edition 40 Years GS」(2021年型)燃費結果総合評価:☆☆☆☆☆(ホシ5つ)総走行距離:173.7km市街地:16.1km/l高速道路:23.8km/l快走路:25.4km/l
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