トヨタが2023年6月21日、新型高級ミニバンの「アルファード」と「ヴェルファイア」を発売した。「アルファード」としては4代目となる。これに伴い、トヨタは同年7月下旬、横浜市内で報道陣向けに両モデルの公道試乗会を実施し、筆者も参加した。
プラットフォームを刷新
トヨタの本気、次世代電気自動車は「ギガキャスト」導入で欧米中陣営に反転攻勢へ
開発コンセプトは、「大切なご家族とのご移動や大事なお客様の送迎などのシーンで、運転する方も、後席にお乗りになる方も、乗る人全てが相手を思いやり感謝し合える空間を実現するため、”快適な移動の幸せ”を極めること」とした。
これを実現するためには、内外装の意匠(デザイン)や、車内で快適に過ごすための各種装備はもちろんのこと、乗り心地やハンドリングのカイゼンで様々な新規開発を行った。
その中で、3代目までと大きく違うのが、車体構造だ。
これまでは、トヨタがMCと呼ぶプラットフォームを段階的に改良してきた。
それを今回から、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・プラットフォーム)のKプラットフォームに刷新した。
ということは後述するように、「アルファード・ヴェルファイアのBEV化は十分に可能」という考え方もできる。
マルチパスウェイプラットフォームなので基本的にEV対応可能
トヨタは電動化戦略の中で、BEVについては2030年にグローバルで年間350万台を生産する目標を掲げている。
その中で、3つの類型があることを、トヨタが2023年6月8日に同社東富士研究所(静岡県裾野市)で実施した次世代技術を紹介する「トヨタテクニカルワークショップ2023」で明らかにしている。
トヨタBEVにおける3つの類型とは、「bZ4X」を起点として新たに導入した「e TNGA」、そして車体を大型の鋳造品とする「ギヤキャスト」を使う次世代BEV、そして現行のTNGAを活用した「マルチパスウェイプラットフォーム」の3つだ。
今回の試乗会で、トヨタ開発者に確認したが、新型アルファード・ヴェルファイアに初採用したTNGA・Kプラトームは事実上、マルチパスウェイプラットフォームでもある。
そのため、新型アルファード・ヴェルファイアのBEV化も事実上、可能だ。
では、2030年のBEV年間350万台目標に向けて、アルファード・ヴェルファイアのBEVはいつ頃の登場が考えられるだろうか?
電池の小型化、薄厚化の動向次第
結論からいえば、「電池の進化次第」というのが、トヨタ側の見解だ。
今回の新型で搭載するパタートレインは、シリーズパラレルハイブリッド、2.5リッターガソリン、そして2.4リッターターボの3種類。
今後、プラグインハイブリッド車の登場が予想されるところだ。
だが、さらにもう一歩先のBEV化となると、最大のハードルは車体床部での電池搭載方法にある。
アルファード・ヴェルファイアなどのミニバンは、SUVなどと比べると最低地上高が低く、また車内空間を最大限に活用しているため、車体床部のスペースはあまり大きくない。
実際、技術展示の車体骨格を確認して、改めて実感した。
その上で、トヨタ開発者は「ミニバンとしての使命を最優先することが大事。そこに電池の技術が上手く連携すれば、走行中の静粛性などを考えるとBEV導入の意義は十分にある」という考えを示した。
トヨタは2028年を目途に、進化型のリチウム電池や、全固体電池などを量産するとしており、そうした電池の進化によって、20年代後半から30年代に登場する次世代アルファード・ヴェルファイアがBEV化することが予想される。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント