現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > アクティブエアロを導入するなら……サインツJr.、次世代F1マシンでのアクティブサスペンション復活を希望

ここから本文です

アクティブエアロを導入するなら……サインツJr.、次世代F1マシンでのアクティブサスペンション復活を希望

掲載 3
アクティブエアロを導入するなら……サインツJr.、次世代F1マシンでのアクティブサスペンション復活を希望

 F1は2026年にテクニカルレギュレーション変更を予定しており、先日その概要が公開されたが、不安の声も聞こえてくる。そんな中、フェラーリのカルロス・サインツJr.は、現在のF1では禁止されているアクティブサスペンションを復活させるべきだと考えている。

 2026年のテクニカルレギュレーションはまだ批准されていないものの、パワーユニットとシャシーの規則がおおよそ決まっている。次世代F1マシンはアクティブエアロを特徴とし、電気モーターの出力がアップし内燃エンジンと同等となる。その他にも、マシンの小型・軽量化が目指されている。

■美しきF1マシン:「ハイテク車最初の完成形。”最強マシン”の代名詞」ウイリアムズFW14B

 FIAは次世代マシンで30kgの軽量化を目指しているが、電動化推進や安全対策強化も同時に行なわれるため、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをはじめ、さらなる軽量化が行なわれないことを残念がる者もいる。

 サインツJr.は次世代マシン、特にPUに関しては複雑過ぎると考えている。ただサインツJr.は状況を前向きに捉えようとしている。

「これはエンジンレギュレーションの結果だと思う」とサインツJr.は言う。

「結局のところ、電動部分に多くのエネルギーを求めるのであれば、それを補うためにある意味アクティブエアロが必要になる」

「オーバーテイク、アクティブエアロ、直線スピード上昇とフルスロットルで走る時間の軽減……全ての原因はそこにある。いずれにせよ(新F1マシンを)試してみるまでは、レギュレーション変更を批判したり支持したりするのは不公平だと思う」

「そして同時に、レギュレーションがアウディのような大メーカーを惹きつけたのであれば、それは理解されるべきだし、本質的な意味を考慮する必要があると思う」

 またサインツJr.は、1990年代初頭にF1で一世風靡したアクティブサスペンションを、ドライバーの健康のためにも復活させるべきだと語った。

「僕の個人的な意見としては、おそらくマシンの幅が広すぎるし、重すぎる」とサインツJr.は続ける。

「今後のために何か変えるとすれば、それだろうね。あとサスペンションは、多くのサーキットでドライバーにどれだけ負担をかけているかということが大きな話題になっていると思う」

「2026年に向けてFIAに訪ねたいことがあるとすれば、アクティブエアロを導入するなら、ドライバーの背中を守り、僕らの健康とサーキットでの安全を守るために、アクティブサスペンションを導入してはどうかということだ」

「2021年マシンでは感じなかった小さな段差を修正するために、僕らがサーキット側や主催側に多くを求めすぎているというのは明らかだ。こういう状況だと、今はスピンしたり、かなり大きなアクシデントに見舞われたりする可能性があるんだ」

 サスペンションの硬さと車高の低さという、現行グラウンドエフェクトマシンに内在する問題は、FIAが取り組んできた領域のひとつだ。

「我々はフロアのフィロソフィーに取り組んできた。ディフューザーをそれほど強力なモノではなくし、地面との近さによる影響を少なくしようとしている」FIAのシングルシーター部門の責任者を務めるニコラス・トンバジスは説明した。

「そのため、リヤの車高に関しては、マシンが機能するウインドウが広くなることが予想され、こういう問題は生じないだろう」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
バイクのニュース
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
Webモーターマガジン
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

3件
  • wat********
    サインツw
    アクティブサスには用途が幾つもあり、当然それによって全く意味がかわる
    乗り心地と 速さでは、機能が全く違う
    乗り心地のためなら、 ギャップを車輪が受け流し 車体を水平にキープするが
    速さのためだと、 ベストなエアロバランスをキープするために 路面のアンジュレーションやバンプ ギャップに対し、乗り手の事は無視した 動きになる
    詰まり路面が凸凹でも弾かれない様に 同じ凸凹にライドハイトをキープし、エアロを安定させる
    弾かれないから 着地の衝撃も理論上無くなり、一見乗り心地が良くなると思うが マシンは凸凹と同じ動きをする、マンセルは 辛いと言っていたなぁw
  • ume********
    禁止された当時と同等のものでいいなら今は安いコストで作れるのかも知れないけど、
    今の技術で作るとなると凝りに凝って先鋭的なものになって結局コストが高くなるだろうしなあ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村