■新世代NISMOの「最高峰モデル」として登場
日産は2024年1月12日から3日間開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」において、新型「アリア NISMO」を世界初公開しました。
新時代のNISMOロードカーを象徴するフラッグシップモデルだといいますが、どういった特徴があるのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが「爆速のアリアNISMO」です!(73枚)
アリア NISMOは、2022年1月に発売されたミディアムSUVタイプのEV「アリア」をベースにしたNISMOロードカーです。
アリア e-4ORCEをベースに、コンセプトは「風格と電撃のクロスオーバー」を提唱。
風格と高い空力性能を併せ持つ新世代EV NISMOのデザインをまとい、専用チューニングが生み出す高次元のハンドリング性能と爽快な旋回性、伸びのある加速などを味わえる、EV NISMOのフラッグシップモデルだと説明します。
パワーユニットは通常のアリアに対して最高出力を10%向上させ、NISMO専用の加速チューニングを実施。
さらに、モーターのポテンシャルを大幅に活かせるよう、制御を大幅に見直して性能を全解放する専用モード「NISMOドライビングモード」を設定しました。レスポンスを最大化され、EVならではの加速力をフルに発揮できるといいます。
また、4輪制御技術には「NISMOチューンド e-4ORCE」を初採用しました。
スーパースポーツカー「GT-R」で培った「早く走らせる4WD」に、ダイレクトな制御を可能にするe-4ORCEを融合させ、限界走行でもコーナーで外に膨らむことなく走行でき、うねった路面で不安体になることなく、自然な車両挙動を実現しました。
加えて、EPS(電動パワーステアリング)や電動ブレーキシステム、VDC(ヴィークルダイナミクスコントロール)も専用チューニングを図っています。
デザインは、内に秘めたパワーを意味する「アルテリア・マグマ」をキーワードに、NISMO共通の赤アクセントを随所に施しました。
エクステリアは、アリアの上質さと、空力性能を向上させるNISMOらしいダイナミズムを体現したもので、空力性能を向上させるため、レースカーの知見を数多く取り入れたといい、空気抵抗低減とダウンフォース向上を両立。
NISMOロードカーに共通する「ステルスグレー」を設定し、フロント・サイド・リア下部に専用スポイラーを装着、レッドアクセントラインを施しました。
フロントバンパーコーナーは、グライダーのようなウイング型デザインをモチーフにしたもので、この形状により空気の流れをフロントからリアのレイヤードダブルディフューザーまで続く連続的なものとすることで、エアロダイナミクス性能を高めています。
専用のミシュラン製「パイロットスポーツEV」タイヤに加え、エンケイと共同開発した軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールは、リム幅を広げながらも軽量化を実現しました。
インテリアは装飾的な華やかさを避け、一目でNISMOとわかるアクセントを施しています。
インパネには細く強い一文字のレッドアクセントで水平の広がり感を表現し、専用シートは滑りにくいファブリック素材を用い、性能に見合ったホールド性能を確保。センターマーク付き専用ステアリングなどを装備しています。
また、Formula E マシンの高揚感を彷彿とさせるEVサウンド(オプション)を設定することで、運転する楽しさを最大化しました。
ラインナップはアリアに用意されている出力の異なる2グレード「B6」「B9」をベースとしており、B6では最高出力270kW(約367馬力)・最大トルク560Nmを発揮し、66kWhのバッテリーを組み合わせています。B9は最高出力320kW(約435馬力)・最大トルク600Nmを発揮し、91kWhのバッテリーを組み合わせます。
なお、正式発表は2024年春を予定しているといい、価格や正式な発売時期は追って明かされると見られます。
日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)CEOの片桐 隆夫氏は、東京オートサロン2024のアンベール時に以下のようにコメントしています。
「アリア NISMOはEVのフラッグシップたるアリアの風格に、日産の長年培ったEV、そしてモータースポーツの技術がもたらす『電撃』を加えた、新世代NISMOの最高峰スポーツモデルです。どうぞお楽しみください」
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みんなのコメント
なんか戦略が見えてこない。
それより、Zの納車早くした方がいいんじゃないか。
日産信者が逃げてくぞ。
受注再開は何時なの?