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ジェット機のコクピットに乗れるぞ!! モビリティショー最注目!!? ホンダジェットの展示が凄すぎる

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ジェット機のコクピットに乗れるぞ!! モビリティショー最注目!!? ホンダジェットの展示が凄すぎる

 2020年10月にホンダジェットの最新型としてアップデートされた「エリートII」の胴体部のモックアップがジャパンモビリティショー出展されていて、なんと客席はもちろん、操縦席に座って操縦桿を握ることもできるのだ。ぜひ行くべし!

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部

ジェット機のコクピットに乗れるぞ!! モビリティショー最注目!!? ホンダジェットの展示が凄すぎる

■本物のホンダジェットIIの実機と胴体を展示

2022年10月に発表されたホンダジェット最新型エリートIIの胴体モックアップ

 東京モーターショー改め、クルマのだけじゃないジャパンモビリティショーならではといえるのが、2022年10月に発表されたホンダジェットII(ブラックエディション)のモックアップ展示。

 モックアップ展示だから、張りぼてなのかと思いきや、主翼以外の胴体と室内は本物というのを聞いて二度ビックリ。しかも、客席だけでなく、コクピットに座って操縦桿にも握れるというので、実際に乗り込んでみた!

 とその前に、ホンダジェットエリートIIについてを軽くおさらい。ホンダジェットは、ホンダエアクラフトカンパニー(米ノースカロライナ州)が生産するベリーライト級(最大離陸重量12500 ポンド、5670kg未満のカテゴリー)の小型ジェット機。

 2015年12月に初号機がデリバリーされ、2018年5月にはホンダジェットエリート、2021年5月にホンダジェットエリートS、そして2022年10月には最新型のホンダジェットエリートIIを発表。

 2022年までにデリバリーは200機以上発売し、小型ジェットカテゴリーにおいて5年連続販売NO.1を達成すたという。

 燃料タンクは従来型よりも204km長い2865kmに延長したほか、グランドスポイラーと言われる着陸後の減速装置を主翼に初搭載し、着陸時の操安性を高めている。

 また、機内壁の遮音材も改良し、機内に流れ込む風切り音を抑えるとともに、ノイズ低減の工夫をしたことで、キャビン全体の静粛性を向上したという。

 最新自動運転技術としては、2023年前半にオートスロットル機能を追加し、2023年後半には緊急着陸装置を導入する予定。

 主翼上部に配置されているGEホンダが開発した2基のHF120ターボファンエンジンにより、最高巡航速度は422ノット(約782km/h)、最大運用高度は4万3000フィート(約1万3106m)を誇る。 

 気になる価格は意外に安い(?)695万ドル~(約10億4000万円)。

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■操縦席に座って、操縦桿を握って機長気分が味わえる

機体左側から乗り込むと目に飛び込んでくるのは正面にあるジャンプシート。右側が客席、左側がコクピット

 展示されたエリートIIモックアップの胴体は、マットブラックの特別色、ブラックエディションで、主翼上部にはエンジンは搭載されていないものの、なかなかカッコいい。

 さて、いよいよ順番が回ってきた。実際に客席に乗り込む導線は意外に狭く感じた(小型ジェット機はこんなものか?)。乗降口の正面には、横向きに設置されたジャンプシートがあり、右に行くと客席、左に行くと操縦席という配置。

車体後部の客席。4座仕様で、向こう側が2座、こちら側は2座。回転対座や1座だけでも回転可能。中央奥にトイレ、洗面台がある

 乗車定員は、最大定員7名で、乗員1名+乗客6名もしくは、展示していたモックアップの乗員2名+乗客5名となっている。

 後部の2席は、足元スペースは余裕たっぷりだったが、横方向の広さや頭上空間はクルマで言うと、アルファードというよりはノア&ヴォクシーに近い印象。

 インテリアは温かみのあるベージュを基調にしたオニキスで、客席の後ろにはリージョナルジェット並みの広さを持つ密閉式トイレが洗面台とセットで設置されている。

ホンダジェットの操縦席。1人用も選べるという

 さて、操縦席に座ってみて驚いたのは、意外にシンプルなこと。いわゆるボーイング737のような無数に計器類があるタイプだと思っていたが、ディスプレイ中心で、まるでクルマのインパネを感じさせてくれた。

 ホンダジェットのコクピットは、3台の14インチ高解像度ディスプレイと2台のタッチスクリーンコントローラーを備えたガーミンG3000という専用システムで、ヨーク型の操縦桿が2つ配置されていた。

 思わず機長になった気分で、離陸や着陸、ロールなど操縦桿を握って手前に引いたり、左右に動かすこともできた。実は全部本物とのこと。

いわゆるアナログの計器類はほとんどなくディスプレイ中心

 いやあ、貴重な体験ありがとうございました。これからジャパンモビリティショーに行く人はぜひ見学してほしい。

 ちなみにJALと丸紅が出資したJALビジネスアビエーションではホンダジェットに乗ることができる。羽田~新千歳間、一泊2日で往復するチャーター便は最大4人乗りで418万円とのこと。本物に乗りたい人はこちらへ!

飛行中のホンダジェットエリートII

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みんなのコメント

6件
  • *
    飛行機がー、飛行機がーって言ってたスバリストのメンタルが心配
  • dor********
    国策三菱MRJは道半ばで消えました、国策でろくなものはありませんでしたがみなさんも思い出してあげてください
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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