マックス・フェルスタッペンが、2023年のF1日本GPで後続を寄せ付けない圧勝劇を展開して優勝。これによりレッドブルのコンストラクターズタイトル連覇が決定した。これについて、レッドブル・パワートレインズにパワーユニットを供給するホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、「貢献できたことを誇りに思う」と語った。
コンストラクターズタイトル連覇に王手をかけていたレッドブルは、メルセデスよりも1ポイントでも多くポイントを獲得すれば、チャンピオンを獲得できるという条件の下、鈴鹿サーキットへと乗り込んだ。しかも日本GPは、HRCそしてその親会社のホンダにとっては母国グランプリ。是が非でもここで決めたいという思いが、ドライバーたちやチーム、そしてHRC内からも感じられた。
■角田裕毅、2度目の母国F1日本GPは12位。チーム戦略と分析に課題も「とにかく鈴鹿は楽しめました」
レッドブルはセルジオ・ペレスこそリタイアに終わったものの、フェルスタッペンがスタート直後の攻防を凌ぐと、その後は完全にひとり旅。完璧な走りで今シーズン13勝目を挙げた。チームとしてもこれが今季15勝目で、2年連続のコンストラクターズタイトルを決めることになった。
「レッドブルがコンストラクターズタイトル獲得を決めたことを、本当に嬉しく思っています。そしてそれに我々のPUがベースとなったモノで貢献できたということを、本当に誇りに思います」
motorsport.comの取材に、渡辺社長はそう語った。
なお今回のグランプリには、3日間合計で22万2000人もの観客が訪れた。この数字は、2009年にF1日本GPの開催が鈴鹿に戻って以降では最多の数字となる。渡辺社長もそれを実感したようだ。
「本当に多くの方に来ていただいていますし、新たにF1ファンになっていただいた方、お子さんから女性の方まで、本当に色々な方々、幅広いファンが増えているのを実感しています。日本におけるモータースポーツの可能性を感じました」
そう渡辺社長は語る。
「我々としてはさらにお客様に喜んで、感動していただけるような、質の高いレースをやれるようにしたいです。HRCとして、それを頑張っていきたいと思います」
「今回色々な所を歩いてみて、GPスクエア(グランドスタンド裏)にも行ってみましたが、たくさんの方々が"HRC”と書いた服を着てくださっています。HRCの4輪での知名度はまだまだですが、F1の活動を活かすと、すごく浸透するなと実感しています」
「F1をはじめとするモータースポーツ全般で、HRCのブランド力を高め、ホンダに貢献していきたいと思います」
なお唯一の日本人ドライバーとして今回の日本GPを走った角田裕毅(アルファタウリ)。この週末には2024年の契約が発表され、アルファタウリ残留が決定し、予選ではQ3に進出する力走を魅せた。決勝で角田は入賞こそ叶わなかったものの、渡辺社長は今後の角田の活躍に期待したいと語った。
「日本のファンの前で、良い走りを見せてくれました。来年の契約も発表できたことですし、良い走りを見せて完走してくれました。次、そして来年に期待したいと思います」
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