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「これがシリーズ最軽量だ!」ワークエモーションの最新作『ZR10』は伊達じゃない【最強ホイール解体新書】

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「これがシリーズ最軽量だ!」ワークエモーションの最新作『ZR10』は伊達じゃない【最強ホイール解体新書】

軽量と高剛性を突き詰めたワークの意欲作

全サイズでシリーズ最軽量を実現した“ZR10”

「これがシリーズ最軽量だ!」ワークエモーションの最新作『ZR10』は伊達じゃない【最強ホイール解体新書】

東京オートサロン2020でお披露目となったワークエモーションの新作『ZR10』。ブランド設立20周年ということもあって、ワークがスーパーGTを始めとするレース業界で蓄積してきたノウハウを随所に投入した自信作だ。

装着車両は、D1ドライバー山口孝二選手が駆るG.MeisterのS15シルビア。サイズはフロント9.5J×18+12(265/35-18)、リヤ10.5J×18+12(285/35-18)だ。カラーバリエーションは少し青白く見えるアズールホワイト、チタンダイヤリップカット、ブラックダイヤリップカット、グリミットブラックダイヤカットリムの4種類に加え、オーダーメイドのカラリズム11色にも対応する。

ZR10の武器は、ホイールの軽量化と剛性の両立だ。まず、軽量化はホイールにかかる応力を分散させやすい10本スポークの採用から始まる。デザイン的に応力が分散できるということは、必然的にスポークなども細くできるため、軽量化に繋がるというわけだ。

また、センター部分も3次元の切削が可能なマシニングを使用して、剛性に影響が出ない範囲で内側の削り込みを行っている。スポーク1本ごとに機械にセットしなければならない手間のかかる加工だが、軽量化への拘りから採用している。これらのデザインや切削加工によって、同ブランドのT7Rと比較すると同サイズ(8.5J×18)で約0.7kgもの軽量化を実現。鋳造スポーツホイールではトップクラスの軽さに仕上がっているのだ。

また、剛性に関しても10本スポークが応力を分散させやすいため、リムのたわみを少なくでき、タイヤを保持する力が向上。17インチ以上はリム部分を圧延するフローフォーミング製法を採用することで、軽量化と高剛性の相反する性能を両立させている。

ちなみに、写真のグリミットブラックダイヤカットリムは、アウターリムを切削してタイヤとホイールの境界線を分かりやすくしている。リップカットはこれより狭いアウターリムフランジのみ切削するカラーリングだ。

スポーツデカールはレッドが標準で付属する他、オプションでブルー、グリーン、オレンジ、パープルを設定。エアバルブも3色の設定がある上、センターキャップは4色あり各フラットタイプとハイタイプを揃える。

これらのデザインや設計をすることで、ホイールがタイヤを保持する能力が高まり、結果としてタイヤの性能を引き出せることから、走る、曲がる、止まる、という基本性能が向上する。レース用のホイールブランドであるワークエモーションに相応しい、走りの性能に特化したスポーツホイールの誕生である。

●製品仕様
WORK


EMOTION ZR10

15インチ:5.0J~6.0J 3万0000円~3万5000円
16インチ:5.5J~6.5J 3万4000円~3万9000円
17インチ:7.0J~9.0J 4万4000円~5万1000円
18インチ:7.5J~10.5J 4万8000円~5万7000円
19インチ:8.5J~10.5J 5万3000円~6万0000円
カラー:AZW(アズールホワイト)、HGLC(チタンダイヤリップカット)、BLKLC(ブラックダイヤリップカット)、GTKRC(グリミットブラックダイヤカットリム)

●問い合わせ:ワーク TEL:06-6746-2859/取材協力:G-MEISTER TEL:0466-21-8900

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みんなのコメント

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  • 経験上、足廻りのセッティングを変更せずに超軽量ホイールを履くと期待外れな結果になるので要注意。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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