6月21日、2024年FIA F2第6戦のフリー走行がスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで行われ、ポイントリーダーのポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は15番手となった。
週末の走りはじめとなる45分間のフリー走行は、日本時間18時5分(現地時間11時5分)に、気温25度、路面温度35度という快晴のもとスタートを迎えた。
「結果を残したい」宮田莉朋、走行経験あるバルセロナは今季最大のチャンス/FIA F2第6戦プレビュー
全車がコースインしたセッション序盤、多くの車両が1周のチェックランでピットに戻るなか、AIXレーシングの2台、そして宮田というFIA F2ルーキーの3名が周回を重ねる。
しばし3台の車両のみが周回を重ねる時間が続き、宮田が計時上7周目に1分27秒470をマークし暫定トップ浮上。ただ、ターン13でのトラックリミット違反によりこのタイムは抹消となったが、計時上9周目には1分27秒639をマークし暫定トップに返り咲く。
残り時間30分というところから残る19台も順次コース入りしタイム更新合戦がスタート。各車ファーストアタックから1分27秒台を叩き出すなか、ポイントランキングトップのアーロンが計時上4周目というタイミングで1分26秒922を叩き出し、引き続き好調ぶりを見せる。
一方、アーロンを2ポイント差で追うランキング2位のアイザック・ハジャル(カンポス・レーシング/レッドブル育成)は、セッション後半を迎えても計測周回に入らず、残り時間19分というタイミングでコース入り。ファーストアタックでは1分27秒320と、アーロンから0.398秒差の暫定7番手につけた。
セッション終盤も数台がアタックシミュレーションを実施したが、序盤から各車が履いていたプライムタイヤ(ハード)のデグラデーション(性能劣化)の影響かタイムアップはなく、セッション中盤にただひとり1分26秒台をマークしたアーロンがフリー走行をトップで終えた。
2番手にエンツォ・フィッティパルディ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)、3番手にフランコ・コラピント(MPモータースポーツ/ウイリアムズ育成)が続いた。
ランキング2位のハジャルは7番手、ランキング3位のゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)は20番手となった。宮田はこのセッション最多となる24周を走り、トップから0.717秒差の15番手となった。
2024年FIA F2第6戦バルセロナの公式予選は、F1のFP1終了後の日本時間22時55分より30分間で行われる。
■2024年FIA F2第6戦バルセロナ フリー走行結果
Pos.No.DriverTeamTimeLaps117P.アーロンハイテック・パルスエイト1'26.92215214E.フィッティパルディファン・アメルスフォールト・レーシング1'27.05813312F.コラピントMPモータースポーツ1'27.1021447J.クロフォードダムス・ルーカスオイル1'27.2501358J.コレアダムス・ルーカスオイル1'27.2631362Z.オサリバンARTグランプリ1'27.30413720I.ハジャルカンポス・レーシング1'27.32011822R.フェルシュフォートライデント1'27.35513921J.マルティカンポス・レーシング1'27.36714101V.マルタンスARTグランプリ1'27.37913113O.ベアマンプレマ・レーシング1'27.416141211D.ハウガーMPモータースポーツ1'27.435141316A.コルデールハイテック・パルスエイト1'27.52314144A.アントネッリプレマ・レーシング1'27.63415156宮田莉朋ロダン・モータースポーツ1'27.639241624J.デュルクセンAIXレーシング1'27.742191715R.ヴィラゴメスファン・アメルスフォールト・レーシング1'27.81814189K.マイニインビクタ・レーシング1'27.865131910G.ボルトレートインビクタ・レーシング1'27.91411205Z.マローニロダン・モータースポーツ1'27.994142123R.スタネトライデント1'28.124132225T.バーナードAIXレーシング1'28.31419
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