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メーカー直系ワークスチューン、モータースポーツを支えるTRDの象徴、ラリー仕様のヤリスとオフロードレースを制したハイラックスの迫力

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メーカー直系ワークスチューン、モータースポーツを支えるTRDの象徴、ラリー仕様のヤリスとオフロードレースを制したハイラックスの迫力

ヤリスのワンメイクラリー、TRDラリーカップを準備中

 TRDはトヨタ直系のスポーツブランド。トヨタ各車をはじめ、レクサス、一部ダイハツ車まで各種のドレスアップ&パフォーマンスアイテムをラインアップ。同時にモータースポーツ分野にも積極的に関与している。中でも一般公道を舞台に戦うラリーに意欲的だ。ステアリングを握ったヤリスは、ヤリスTRDラリーカップ用の先行開発車。TRDラリーカップは、ジュニアシリーズ(入門カテゴリー)とJAF全日本&地方選手権(上級カテゴリー)とをつなぐ新シリーズ。車両をヤリスのワンメイクにするだけでなく、サスペンションを同一仕様とすることでエントラントの経済的な負担を軽減。モータースポーツ人口の拡大を目指している。

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 ラリーカーのベースは1.5リッターエンジン(120ps/145Nm)と6速MTを組み合わせたFFモデル。あえてGRヤリスとしていないのは、気軽にラリーに参加してもらうための配慮。リーズナブルな車両価格と、シンプルなメカニズムのため壊れにくいことがポイントになったという。

 バケットシートに潜り込みスタート。エンジンは標準状態のため、加速力は「しれたもの」。一方、そもそもしっかり感の高い「TNGA」採用のボディをベースに、さらに安全装備としてロールケージが加えられたことで、強固な剛性感は印象的。防音・遮音材を剝ぎ取ったこともあり賑やかな走りは、確かに“競技車両”という印象がすこぶる高い。

 足回りは、グラベル(砂利道)&ターマック(舗装路)共用の調整式。フロント複筒式、リア単筒式のダンパーは、減衰力も車高もセッティングの幅が広い。スプリングを交換することで、確かにグラベル路面にも通用しそうな雰囲気だ。改めて、クルマを運転する「原点と楽しさ」を味わえた1台だった。

オーストラリアでクラス優勝を飾ったレース仕様ハイラックス

 同乗試乗となったハイラックスは、オーストラリアの砂漠を2日間かけて踏破するオフロードレースでクラス優勝を果たしたマシン。ベース車はタイ仕様のスマートキャブ。エンジンは2.8リッターディーゼルターボ(260ps/700Nm)を積む。思い切り車高が上げられ、後部荷台にスペアタイヤをむき出しで積載。派手なデカールで仕上げられた姿は、ベース車とは別種の「戦うクルマ」ならではの迫力に満ちている。

 一見、「普通のハイラックス」ながら、ワークスマシンだけに軽量化のためキャビン骨格以外はCFRP製である。駆動方式は4WDで、そのシステムはセンターデフ付きのフルタイム方式。トランスミッションには「悪路では、こちらのほうがむしろ強靭」といった理由もあって、あえてトルコン式の6速ATが用いられている。

 舗装路面でホットな走りを体験した。2.8リッターディーゼルは超パワフル。とくに700Nmの太いトルクは、パッセンジャーシートでも十分に実感できた。サスペンションストロークの長さも圧巻。深くロールをして内輪が路面を離れながらも、安定した走りを継続していけることが不思議に思えるほどだった。

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みんなのコメント

2件
  • ヤリスとか
    そのまま走れる仕様で発売されたら
    後から組むよりは安く仕上がるね
    その時はABS、TCS等の安全装備と言われる物は全部なしでお願いします
  • ハイラックスに1票。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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