この記事をまとめると
■3代目となる新型日産リーフが国内発表され一充電航続距離は最大702kmに到達
これ以上何が必要? 新型日産リーフはネガを潰しきったほしいもの「全部載せ」EVだった!!
■150kW急速充電対応など充電性能も大幅進化し利便性と実用性を飛躍的に向上
■500万円台前半スタートの戦略的価格設定でEV市場の牽引を狙う
国産BEVを新時代へと導く1台
もし「ニッポンのEV」を代表する1台を問われたら、おそらく日産リーフの名を挙げるひとがほとんどではないだろうか。ハイブリッド車すら大きく普及してはいなかった2010年に初代モデルを発売し、2017年には2代目が登場した日産リーフ。常にその性能で時代の最先端を行きながらも、一般ユーザーでも抵抗なく所有できる実用性と買い求めやすさも兼ね備えた、まさに日本のBEVを牽引してきたモデルである。
先日、そのリーフの3世代目となる新型モデルのグローバル版が公開されたことは記憶に新しいだろう。これまでのある種古典的ともいえる5ドアハッチバックスタイルから、時代の趨勢に乗じたクロスオーバースタイルへと変貌したスタイリングを始めとして、パワートレインやシャシーなども一新され、まったく新しいモデルとして生まれ変わった。
そして今回、新型リーフの国内モデルが正式に発表されるとともに、これまで明かされていなかった点も含めてその全貌が詳らかとなった。
まず気になるのが一充電航続距離だろう。グレードや仕様にもよるがWLTCモードで最大702kmをマーク。現状、日本国内で販売される国産BEVのなかで最長の一充電航続距離を誇るのは同じく日産のアリア(B9)であるが、新型リーフはその数値を大幅に上まわってきたことになる。
初代モデルと比べてじつに3倍以上となったこの航続距離は、車体全体においてのサーマルマネジメントを徹底的に突き詰めたほか、バッテリーモジュールを効率的に配置することで大容量化して実現したという。これらの改善点はバッテリーの劣化性能向上にもひと役買っており、先代モデルと比べてバッテリーの劣化が大幅に抑制されているとのことだ。
充電性能の向上も目覚ましい。新たに150kW級の急速充電に対応し、バッテリーSOC(State Of Charge≒残量)10%から80%までの充電時間で35分を実現。先代モデルにおいて90kW急速充電では約50分を要していたので、およそ3割の充電速度向上ということになる。また、先行テストでは15分の150kW級充電で約250kmぶんの航続距離を確保できたとのことで、開発陣は「充電インフラの着実な進歩も相まって、『EVは不便だ』と思われることはほとんどないと思います」と自信を覗かせた。
補助金込みで実質400万円台を実現
そのほか、ナビとリンクしたバッテリー温度管理機能などをもったGoogleビルトインのインフォテインメントシステム、新設定の調光ガラスルーフ、「360°セーフティアシスト」など日産ならではのADAS機能が装備される新型リーフ。国産BEVトップの航続距離もあわせて、まさに「全部載せ」となるスペックには文句の付けどころが見当たらないが、それだけに気になるのが価格だろう。
「より多くの方に新型リーフに乗ってほしいという思いを込めて、戦略的な価格設定としました」という前置きとともに、量販グレードとなる「B7 X」で税込518万8700円。10スピーカーのBOSEサラウンドシステムや19インチアルミホイールを備えた上級グレードの「B7 G」でも599万9400円と、その内容を鑑みれば破格ともいえるプライスリストが提げられた。
補助金については現在申請中とのことだが、旧型リーフと同額程度を受給できた場合、ユーザーの実質負担額は430万円程度になる見込みだという。さらに、2026年2月ごろに発表予定とされている、バッテリー性能を抑えてより廉価とした「B5」シリーズでは、補助金込みで350万円程度から購入可能となるよう準備を進めているという。
圧倒的なスペックとユーザーに寄り添った実用性を、幅広いユーザーが手に入るような価格で実現した新型日産リーフ。国産EVの象徴として、市場を牽引する存在となることは間違いないだろう。
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