12月14日、トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、「バッテリーEV戦略に関する説明会」を開催した。そこで披露されたレクサスの新しいSUV「RZ」とは?
グレードも判明!
トヨタの隠しダマ、16台の新型車のデザイン・スタディが大公開!──2030年までに30車種を投入するバッテリーEV戦略とは?
「バッテリーEV戦略に関する説明会」で、トヨタは、2030年までに30車種のバッテリーEV(BEV)を展開することを発表した。
会場に並べられた、数年内に発売するという16台のモデルのうち、登壇した豊田章男代表取締役社長は、いくつかのモデルについて特徴を話した。
なかでも、豊田社長が自らハンドルを握る動画まで公開されたのがレクサス「RZ」だ。Zは温暖化ガスの排出ゼロをあらわす。
RZは、“R”のネーミングから現行「RX」に近しいモデルと考えられる。つまり、ミドルサイズのSUVだ。レクサス初の専用BEVを謳うこれは、おそらくスバルと共同開発によるEV専用プラットフォームをベースにしていると予想される。
公開されたエクステリア写真は、RXを彷彿とさせるデザインだ。とくにCピラー以降のリアクオーターガラスやテールゲートの傾斜、灯火類などは現行とそっくりだ。
フロントまわりは「スピンドルグリル」をモチーフにしたデザインで、ひとめでレクサスとわかる。給電口は、左側のフロントドア近くに設けられている。
レクサス北米法人のメディアサイトには、より生産車に近いモデルとおもわれる写真も公開された。テールゲートには“RZ450e”のグレードエンブレムが装着されている。
その下には「DIRECT4」のバッヂもある。DIRECT4とはレクサスが開発を進めている電動の4輪駆動力制御技術のこと。前後のモーターの駆動輪を独立して制御することで、FWD(前輪駆動)、RWD(後輪駆動)、AWDなど、走行シーンに応じた適切な駆動方式を瞬時に提供する。さらにアクセル、ブレーキ、ハンドル操作に応じて、駆動力配分をコントロールし、ドライバーの意図する力強い加速感や爽快なコーナリング性能をもたらすという。
「ちょっと重いよね」
公開された動画では、レクサスのマスタードライバー、豊田章男社長と、レクサス・インターナショナル プレジデントの佐藤恒治氏とのあいだで、こんなやりとりがおこなわれている。
佐藤:LEXUSが初めて作る専用のバッテリーEVの車です。RZです。
豊田:Z? ZERO……。
そして豊田マスタードライバーがステアリングを握り、助手席に佐藤プレジデントが乗って、会話が続く。
佐藤:LEXUSらしいバッテリーEVを作りたいんですよね。
豊田:LEXUS乗っているなー、あーEVなんだ。ということがわかるようにしたいよね。
この、4輪接地感が非常にいいね。
佐藤:一貫して、LEXUSの味として大事にしていきたいのはそういう感覚なんですよね。
それは、けっしてバッテリーEVになったからと言って、失っていいものではなくて、守っていきたいんですよね。
豊田:4輪の接地感、みたいなのは感じるけど、ちょっと重いよね。アクセル踏んだらどうなるの?
佐藤:踏んでみてください。どうでしょうか。
豊田:ええー!
佐藤:はっはっは(笑い声)
豊田:何これー!
佐藤:Woo Hoo!
豊田:ええー!別世界! Woo Hoo!!
佐藤:どうでしょうか?
豊田:別の顔が見えた!
豊田:やっぱりマスタードライバーとして乗っていてね。いつまでも乗っていたい車。環境にもいいよ、だけど楽しいんだよ、乗ってよ!という車を是非LEXUSのニューチャプターで、Zというブランドでやってほしいですね。
佐藤:やっていきましょう。
豊田:やっていきましょうよ。
豊田社長も驚いた加速度だから、相当高性能なモーターを搭載しているのだろう。気になるのは豊田社長の「ちょっと重いよね」の一言。航続距離を確保するため、それなりのバッテリーを搭載しているのだろう。かなりの重量級モデルのようだ。
ムービーでは、「4輪接地感が非常にいいね」と「何これー!」というコメント以外は伏せられている。気になるDIRECT4についても、直接的な言及はなかった。
2022年登場予定のRZ450eは、FWDからRWD、AWDまで瞬時に切り替わるハンドリングにも注目だ。
文・稲垣邦康(GQ)
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ダメだ、こりゃ。