二代目セリカ登場時点では、まさか3ナンバーのセリカが登場するとは夢にも想像できなかったが、北米ではより上質なGTモデルが望稀ていた。そして誕生したのは、セリカとは全く性格の異なるラグジュアリーなモデルだった。
このセリカXXは日本市場においては、セリカとは全く異なる車として捉えられるが、この製品の本命は北米市場。(車名はスープラ)初代セリカは北米のポニーカーをヒントに開発されたもので、とりわけマスタングの世界観が大きく影響した。日本ではこのコンセプトが多いにあたり大ヒットを記録したのだが、北米市場を見据えた時に4気筒エンジンではあまりに小さい印象があった。基本はV型8気筒であり、最低でも6気筒は欲しい。
新型車フェアになんと100万人来場 初代ギャランΣ(シグマ)とΛ(ラムダ)
そんな中で登場したのが、日本名セリカXXだったのだ。北米進出も踏まえて、フェアレディZの競合車として捉えられがちだが、果たしてそうだったのか。
ベースとなった二代目セリカは、初代同様にクーペとリフトバックをラインナップする。このリフトバックとは、ハッチバックのことだがトヨタは独自の世界観を表現して”リフトバック”と名乗っていた。XXはこのリフトバックのフロントセクションを130mm延長することで誕生した。
デザインはともにトヨタのカリフォルニアのデザインセンターであるCALTY(キャルティ)で、このデザインセンターが立ち上げられ製品として最初の仕事となった。
面白いのは作り分けの見事さで共通部品を多用しながら、スポーツ性を明確にするセリカに対して、XXはラグジュアリーさをしっかりと表現できている点だ。明確に異なるのはヘッドライト、リヤコンビランプ、そしてハッチゲートの造形。これらによってロングノーズのXXは、よりしっとりとした大人のGTをも演出できた。
このセリカXXは、発表の前年の第22回東京モーターショーで、コンセプトカーとして紹介されていた。ラグジュアリークルーザーとして、大きなGTが日本でどのように受け止められるかのリサーチだっただろうが、フロントの造形はほぼ生産型であり、その印象についても調査したものと思われる。
しかし見事なのは、リヤセクションを改造してリフトバックを感じさせないことで、この時点では何をベースとしているのか全く分からないことだ。XXだということは今だからこそわかる話で、全くブランニューのモデルという感じがしていたのではないだろうか。(歴代セリカXX/スープラのすべて 5/26発売 より)
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
レクサスが「新型プレミアムSUV」発売へ 14年ぶり全面刷新でめちゃ上質内装דカクカクデザイン”採用! 日本初投入の「新型GX」内外装の特徴は
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?