■年明け恒例の「東京オートサロン」
世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン」が2019年1月11日から13日の3日間開催されました。今年で、37回目を迎えた同イベントですが、来場者数は過去最多の33万0666人(前回比103.6%)と盛大に開催された様子が伺えます。
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なぜ、『車離れ』が叫ばれるなかで、こんなにも来場者数が多いのでしょうか。
今回、「くるまのニュース」では、『毎年恒例の「東京オートサロン」。今年も1/11-1/13に開催されました。約30万人近くが来場するクルマの一大イベントですが、皆さんはいかれましたか?』とアンケートを実施。
『行った(16%)』、『行かない(84%)』という結果となりました。『行かない』が圧倒的な回答となりましたが、ユーザーのコメントでは「遠い」「休みが合わない」「開催期間が短いのでいけない」といった理由が占めています。
『行った』というユーザーが気になったクルマには、スズキ「ジムニー」、スバル「インプレッサ STIコンセプト」、マツダ「マツダ3」といったモデルが挙がりました。
今回の「東京オートサロン2019」は、出展社数426社(前回比96.04%)、展示車両数906台(前回比103.0%)となり、イベント規模感としては例年並みといえます。
実際に会場で来場している人に話を伺うと「自分のクルマは持っていないけど、魅力的なクルマが多いのできてみた(20代・男性)」、「昔乗っていたクルマがキレイにカスタムされているのでそれを目当てに(50代・男性)」、「軽自動車が好きでカスタムの参考に(30代女性)」、「将来、買うクルマの参考に(10代・男性)」とクルマの所有の有無や世代に関係なく、『クルマへの興味』という点では同じようです。
また、「いまのクルマは高いから買えないけど、中古車なら買えるし、中古ならカスタムしてカッコよくしたくなるので」と、単なる『車離れ』ではなく、『新車離れ』が実際の現状ともいえます。
過去最多の入場者数を誇った要因について、東京オートサロン事務局は次のように説明します。
「1番の理由は日曜の来場者数が伸びたことです。会期時間が+1時間になったのと、翌日が祝日でお休みの人が多かった。あとは、出展社の展示内容に多様性があったことでしょうか。また、想像以上に外国人の方が多かった印象です」
魅力的な新型車やコンセプトカーが登場しても、ユーザーが買える価格帯では無くなってきている日本のクルマ事情。中古車やカスタムというジャンルが衰退しないうちに、『新しいクルマが買える施策』が望まれます。 【了】
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