米トヨタは2月7日、シカゴオートショーにて、新型「RAV4」のスポーティグレードとなる「RAV4 TRDオフロード」を初披露した。
初代のデビューから22年の歴史を誇るRAV4は、2018年4月のニューヨークモーターショーで5代目となる新型がデビュー。すでに北米では販売がスタートしており、さらに今回、TRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)によって走破性が引き上げられた新グレードが発表された。
RAV4 TRDオフロードは、ハイライズルーフレールや大型オーバーフェンダーなどを装備する「RAV4 アドベンチャー」をベースに、さらなるカスタマイズを実施。TRDによってチューンされたサスペンションは、ショックアブソーバーにリバウンド特性を改善したツインチューブタイプを採用し、バンプが連続するような悪路でも確実なボディコントロールを実現しているという。
さらにホイールもベースモデルより軽量なマットブラック塗装のTRD製18インチアルミホイールが装着され、ワイルドなトレッドパターンを持つファルケン・ワイルドピークA/Tオールテレインタイヤが組み合わされる。
ボディーカラーはベースモデルに用意されるペイントに加え、ホワイトルーフとの2トーンとなる専用のマグネティックグレーも選択可能。さらにフロントとリアのボディ下部はダークグレー塗装とされ、標準装備となるLEDフォグライトとあいまって、オフロードイメージが強められている。
パワートレーンは203hpを発揮する2.5リッター直4ガソリンエンジンを搭載し、8速ATと組み合わされる。駆動力の最大50%をリアへ伝えるAWDシステムは、左右のトルク配分を自動調整するダイナミックトルクベクタリングも標準で装備し、高速巡航時にはFWDとなることで燃費向上が図られている。また、米国で重視される牽引能力は1.6トンを誇り、キャンプやマリンスポーツなどにも重宝しそうだ。
2019年春頃の日本デビュー予定の新型RAV4。TRDオフロードはワイルドなテイストで新たな魅力をアピールする。こちらも日本導入を期待したくなる1台だ。
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