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ランボルギーニ ウラカンのニューバージョン「STO」を発表。640hpのV10エンジンで後輪を駆動

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ランボルギーニ ウラカンのニューバージョン「STO」を発表。640hpのV10エンジンで後輪を駆動

2020年11月19日、アウトモビリ・ランボルギーニはウラカンのニューバージョン「STO(スーパートロフェオ オモロガータ)」を発表。翌20日には早くも日本でお披露目された(タイトル写真は日本での発表時)。

エクステリア デザインを一新して空力性能を向上
車名のSTOとは、「スーパートロフェオ オモロガータ(スーパートロフェオの公認モデル)」の略称だ。ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ(レーシングチーム)のワンメイクレース シリーズを競う「ウラカン スーパートロフェオ EVO」と、デイトナ24時間レース3連覇/セブリング12時間レース2連覇を達成した「ウラカンGT3 EVO」のレースの伝統を受け継ぎながら、ロードカーに認定されたスーパースポーツカー、それがウラカン STOだ。

●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)

ウラカン STOでは空気の流れを最適化するため、ベース車であるウラカンの輪郭に改良を加えてエクステリア デザインを一新した。フロントボンネット、フェンダー、フロントバンパーは、ひとつのコンポーネントとして一体化されている。これはイタリア語でボンネットを意味する「コファーノ」とフェンダーを意味する「パラファンゴ」を合わせ、「コファンゴ」と呼ばれている。

これは軽量化につながるだけでなく、モータースポーツのシーンでは時間の節約も図れる。フロントボンネットにはエアダクトを新設し、エンジン冷却効率を高めてダウンフォースも発生させる。フロントフェンダーにはルーバーがあり、ホイールハウスから抜ける気流を最大化して内側の圧力を低減すると同時に、フロントのダウンフォースを増大する。

リアフェンダーは、車両のフロントエリアを削減してドラッグを低減しながら、リアのダウンフォースを高めて総合的な空力性能を向上させる。リアボンネットには、ボンネット内側の空冷効率を向上させるためのエアスクープが設けられ、リアボンネットと一体となったシャークフィンは、ウラカン STOの動的性能を高めている。

こうしたエアロデバイスにより、ウラカン STOはクラス最高レベルのダウンフォースと、後輪駆動車として最高の空力バランスを達成し、コーナリング性能の向上に大きく貢献する優れた空力負荷を実現している。全体的な空力効率は37%向上し、ウラカン ペルフォルマンテに比べてダウンフォースは53%もアップしている。280km/hで走行すると、ダウンフォースは420kgにも達する。

ボディパネルの75%以上はカーボンファイバー製で、航空宇宙業界の技術も採用し、剛性を維持しながらカーボンファイバーの使用を25%削減している。ウラカン STOの乾燥重量は1339kgで、ウラカン ペルフォルマンテより43kgも軽くなっている。

パワーユニットは、ウラカン EVOやスーパートロフェオと同じ、最高出力640hpと最大トルク565Nmを発生する自然吸気の5.2L V10 DOHCだ。7速DCTと組み合わせ、後輪のみを駆動する。STO(デフォルト)/トロフェオ(ドライのサーキット用)/ピオッジア(雨天のサーキット用)と3つのドライビングモードが設定でき、公称の最高速度は310km/h、0→100km/h加速は3.0秒とアナウンスされている。

インテリアもエクステリア同様に軽量化が図られ、コクピット全体にカーボンファイバーを多用し、スポーツシートもフルカーボンファイバー製だ。タッチスクリーン式のHMI(ヒューマン マシン インターフェース)は、ドライビングモードなどさまざまな機能を操作できる。

ウラカン STOは限定モデルではなく、カタログモデルとなる。また、他のランボルギーニ車と同様、エクステリア/インテリアともフルカスタマイズが可能だ。最初のデリバリーは、2021年春以降を予定している。ちなみに、日本仕様の価格は税別で3750万円を予定している。

ランボルギーニ ウラカン STO 主要諸元
●全長×全幅×全高:4549×1945×1220mm
●ホイールベース:2620mm
●乾燥重量:1339kg
●エンジン種類:90度V10 DOHC
●排気量:5204cc
●最高出力:470kW<640hp>/8000rpm
●最大トルク:565Nm<57.6kgm>/6500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前245/30R20、後305/30R20
●車両価格(税別):3750万円

[ アルバム : ランボルギーニ ウラカン STO はオリジナルサイトでご覧ください ]

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