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トヨタ新型「ノア」2022年1月発売! なのに今あえて現行型を購入!? モデル末期のノアが売れているワケ

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トヨタ新型「ノア」2022年1月発売! なのに今あえて現行型を購入!? モデル末期のノアが売れているワケ

■トヨタのミニバン「ノアヴォク」の人気はモデル末期でも健在!

 トヨタのミドルサイズミニバンとして人気を誇る「ノア/ヴォクシー」ですが、4代目となる新型モデルが2022年1月に登場することがアナウンスされました。

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 しかしオーダーストップがかかる2021年11月の時点でも、堅調な売れ行きを見せています。日本自動車販売協会連合会が発表する月間登録台数ランキングでは、同月にヴォクシーは6711台で6位、ノアは3888台で15位にランクインするほどの成績です。

 モデル末期ともなればいわゆる「新型登場待ち」で売れ行きが鈍化することが多く、また大幅値引きが期待できるという事情もありますが、それでもノアヴォクの人気ぶりは目を見張るものがあります。

 2001年に登場した初代ノアは、先代の「タウンエースノア/ライトエースノア」まで採用されていたFRの駆動方式をFFに変更して低床化。車名から「タウンエース/ライトエース」が外れ、ネーミングをノアに一新しました。

 2007年には2代目、2014年には現行型である3代目へと移行。2017年にマイナーチェンジがおこなわれましたが、現行モデルは7年以上も現役として販売されています。

 しかし、もう少し待てば新型モデルが登場するのに、なぜモデル末期でも売れ続けているのでしょうか。

 現行ノアのハイブリッド車に最近乗り換えたNさん(60代・男性)に、選んだ理由や使い勝手、気に入っているポイントなどを聞いてみました。ちなみにNさんは、今回購入したノアの前にもノアに乗っていました。

「もともと多趣味なため、荷物がたくさん載って遠出しやすいクルマとしてミニバンを選択してきました。

 ノアを選んだのは、扱いやすい5ナンバーサイズでありながら3列シートで多人数乗車もできるからです。出かけるときに仲間内で(ミニバンが)1台あると便利だということで選びました」

 ミドルサイズのミニバンは、Nさんのような世代にも根強い人気を誇っているようです。

 実際にNさんもリタイア後の趣味として始めた家庭菜園の延長で野菜作りにハマり、現在では畑仕事に行くために農具を積載することも多いといいます。

「成人した息子たちは別のクルマに乗っているのですが、遊びに出かけるときは私のノアに乗っていきます。荷物もたくさん積めて、ヒップポイントも視界も高いので、長距離移動でも運転が楽なのが良いといっています」(Nさん)

 Nさんがノアを選んだのは、トヨタのミニバンということが大きなポイントとのこと。一定以上の世代では、トヨタブランドは絶大な人気を誇っているのです。

「同じトヨタのミニバンでも『アルファード』などは大き過ぎますが、その点ノアは扱いやすいサイズで、買い物や人と会うとき、郊外に出かけるときなど、どんなシーンでもソツなくこなすイメージもあって選びやすく、結果として満足度が高いと思います」(Nさん)

■一度ミニバンに乗ったらセダンには戻れない!?

 Nさんはタウンエースノアから数えてノアを3台乗り継いでいます。現在のSUVブームや、年齢的にはアッパーミドルサイズのセダンでも良さそうですが、なぜミニバンを選ぶのでしょうか。

「この歳になるとセダンはちょっと窮屈です。また、一度ミニバンの便利さに慣れてしまうと次にボディ形状やサイズが違うクルマに乗りにくくなってしまうんです。

 仲間と一緒にできるだけ快適に移動できる手段としては、ミニバンが最適です。

 当然、モデルが新しくなるたびに進化していて、格段に運転しやすくなっています。今回はハイブリッドを購入しましたが、違和感なく乗れるのがすごいと思いました」(Nさん)

 ノアの特徴のひとつとして、時代のニーズに合わせて進化しながら、サイズは5ナンバー枠を死守していることもあります(カスタム仕様は3ナンバー)。

 新規ユーザーはもちろん、旧型から乗り継いだユーザーが同じ駐車場を使えるということまで配慮しているからこそ、乗り換えがスムーズにできるといえます。

 最近はコンパクトSUVでも全幅が1700mm超の3ナンバーサイズのモデルが多数登場していますが、「全長4700mm×全幅1700mm×全高2000mm以下、排気量2000cc以下」という5ナンバー枠は、狭い駐車場などで停めやすいことがメリットです。

 またスーパーなどの駐車場でもコンパクトなほうが取り回しはしやすく、背が高くて堂々としたスタイルだけど、じつは5ナンバーサイズに収まることが、ノアが選ばれる理由のひとつになっているでしょう。

※ ※ ※

 Nさんも2回目の車検を迎えたタイミングでの乗り換え。一度購入すると最低でも5年から6年以上は乗るミニバンユーザーが多く、現在の7年というモデルサイクルも理にかなっているようです。

 ミニバンの特徴のひとつである「快適な移動空間」という部分での完成度の高さが、ノアの人気の秘密といえそうです。

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みんなのコメント

105件
  • モデル末期で売れ続ける理由は❓
  • モデル末期が売れてる理由がよく分からないのですがこの度の新型は車体が大きくなるって事なのでしょうか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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