ゲイドン(英国)発
アストン マーティンは、映画007シリーズとの60年にもわたるアイコニックな関係を記念し、ウルトラ・ラグジュアリーなビスポーク・パーソナライゼーション部門Q by アストン マーティンによるDB12ゴールドフィンガー・エディションを発表した。
【画像】アストン マーティンDB12「ゴールドフィンガー・エディション」とDB12をみる 全52枚
映画史の中でも屈指のパートナーシップとなったこの顔合わせは、アストン マーティンDB5が銀幕デビューを飾った1964年公開の『007/ゴールドフィンガー』に遡る。DB5は世界で誰もが知るクルマとなり、このことはアストン マーティンの輝かしい「DB」の血統にとって極めて重要な一歩となり、今その血統を継ぐ最新モデルが、007仕様になって登場する。
DB12ゴールドフィンガー・エディションは、アストン マーティンの111年の輝かしい歴史の半分以上に及ぶ60周年という歴史的な年を祝し、全世界で60台のみ限定販売でデリバリーは2025年第2四半期に開始される予定だ。
DB12ゴールドフィンガー・エディションのオーナーに贈られる特別ギフト
アストン マーティンDB12ゴールドフィンガー・エディションには、クルマと同じくらいエクスクルーシブなギフトが付属。
オーナーには、カスタムのカーカバーとラグジュアリーなキープレゼンテーションボックス、シルバーバーチのスピードフォーム模型、さらに真にレアな一品として映画の有名なフルカ峠のシーンの35mmフィルムの一片が贈られる。
また、アストン マーティン・マガジンの1/60ゴールデン・リミテッド・エディションも含まれ、特別に取りそろえられたこれらの品々は、クルマ本体と同じく、外はシルバーバーチ色、中はプリンス・オブ・ウェールズ・チェック柄のGlobe-Trotter製のアタッシュケースに入っているという。
また、個別に番号の付いた2007年物のシャンパン「ボランジェ」のマグナムボトルも、「ボランジェ007」グラス4脚と共に、ビスポークのGlobe-Trotter製のエア・キャビン・ケースにエレガントに収められて贈られると発表された。
DB12ゴールドフィンガー・エディション
かつて映画『007/ゴールドフィンガー』に登場したDB5はボンドが敵から逃れるための秘密兵器を搭載していたが、DB12ゴールドフィンガー・エディションは映画の要素をさりげなく取り込み、ジェームズ・ボンド的なドライビングを楽しむことに重点を置いている。
映画のアイコニックなシルバーバーチのボディカラーに身を包んだDB12ゴールドフィンガー・エディションは、一目見ただけで明らかなステートメントを発している。
印象的な21インチのマルチスポークホイールは独特なシルバー色のダイヤモンド旋削仕上げで、ブラックのブレーキキャリパーとビスポークのゴールドのサイドストレーキ、シルバーにブラックエナメルを施した唯一無二のアストン マーティンのロゴがそれをさらに引き立て、ブライトクロームの「Q」が飾るフェンダーバッジは、このDB12がまさに特別に手を加えられたものであることの証明だ。
インテリアでは、クラシックなDB5同様の縦キルトのレザーのスポーツプラスシートは、ジェームズ・ボンドのスーツを思わせるプリンス・オブ・ウェールズ・チェックを繊細なパーフォレーション加工で表現。
同じチェック柄がドアインサートとヘッドライナーにも展開されるほか、独自のトレッドプレートにも刻まれ、ポリッシュ仕上げのシルプレートにはゴールドフィンガー60周年のロゴがあしらわれる。
インテリアのウルトラ・ラグジュアリー感をさらに高めているのが、ドライバーが触れる場所に施される18金メッキのアクセントで、ドライブモードを選択するためのロータリーダイヤルとローラーコントロール類、映画でボンドが使用する黄金の発信器にインスピレーションを得た溝付きのギアセレクターの装飾に使用され、同様の装飾はトリムインレーでも展開され、2X2ツイルグロス・カーボンファイバーに金糸が織り込まれるという。
ドライバー席のサンバイザーには、マイアミのプールが舞台となった有名なワンシーンで最後に引かれたトランプのカードを連想させる「ハートの8」が刺繍されているのもボンド・ファンにとってはうなずきたくなるさりげなさだ。
Q by アストン マーティンと究極のスーパーツアラー
DB12ゴールドフィンガー・エディションはQ by アストン マーティンの社内デザインエキスパートたちの手で生み出された。
Q by アストン マーティンはアストン マーティンでパーソナライゼーションとビスポークを担当する部門で、ボンド映画の「Q支部」のように、無限の可能性を現実に変える。
デザイナーや職人の技を活用することで、顧客には個性的な細かいディテールから完全ビスポークの構成部品の本格的なエンジニアリングと製造まで、あらゆる面を網羅する、自分だけのコミッションが体験でき、デザインチームにとって手の届かないものは存在せず、無限の可能性で、真に1台だけのクルマを実現するという。
アストン マーティンのグローバルチーフブランド&コマーシャルオフィサーであるマルコ・マティアッチ
「アストン マーティンとジェームズ・ボンド・シリーズとの関係は、ずっと大切にされてきたものです。この類いまれなスペシャル・エディションは、60年にわたるパートナーシップを祝い、初代の、そしておそらくは最も有名なアストン マーティンのボンド・カーを記念できる素晴らしい機会だと思います。
当社が誇る『Q』部門による、さりげなくも極めて印象的な要素を織り込むことで、世界中のボンド・ファン垂涎の極めてユニークなクルマができたと思います。
Q by アストン マーティンのおかげで、私たちは真に一台だけのクルマを生み出すことができます。多くの場合、それは大切なお客様の夢を発端としています。その夢がどれほど大きくても小さくても、実現のお手伝いができることに大きな喜びを感じます」と述べた。
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みんなのコメント
v8のスモール系とv12のフラッグシップにリアエンジンのモデルを投入しないと、2回買ってもらえないメーカーのままだと思うんだがね。