同様のコンセプトがないモデルや現代の概念に合ったモデルも!
毎年多くの新型車が登場する一方で、残念ながら生産を終了してしまうモデルもある。生産を終了する理由はさまざまだが、なかには惜しまれつつ姿を消していったモデルや時代の流れを先取りしすぎて当時は理解されなかったモデルが存在する。
目の付け所はいいのに時代がついてこなかった! 登場が早すぎて消えたSUV5選
そこで今回は、現代に復活すれば話題の中心になるであろう名車を独断と偏見でピックアップしてみた。現実的には復活不可能なものもあるかと思うが、そこはあえて考えずに選んでいるのでご了承いただきたい。
1)日産シルビア
S14型を除きコンパクトな5ナンバーサイズのボディに、2リッターターボエンジンを搭載したFRレイアウトという、今ではほとんど見られなくなったパッケージングを持っていたシルビア。今でもドリフト競技ではメイン車種となっており、中古車の価格も上昇の一途を辿っている。
過去にも何度となく復活の噂が出てきては消えているシルビアだが、同様のコンセプトの車種が皆無な現代に復活すれば、多くのユーザーを虜にすることは間違いないだろう。
2)トヨタ・プログレ
高級車=大きなボディという常識を打破すべく、ほぼ5ナンバーサイズのボディにセルシオ並みの高級装備を詰め込んだプログレ。当時はそのコンセプトは一部のユーザーにしか受け入れられず、1代限りとなってしまった。
しかし、現代ではコンパクトカーを凌ぐ価格帯の軽自動車が売れているように、車格よりも自分にあったサイズ感のクルマを求めるようになっており、今ならば“小さな高級車”という概念に賛同するユーザーも多いのではないだろうか。
消えたのがもったいなさすぎる農道のポルシェ
3)スバル・サンバー
軽の商用バン&トラックとしては唯一無二の4輪独立式サスペンション、4気筒エンジン、RRレイアウトを守り続けてきたサンバー。その独自のレイアウトから生み出される走行性能は「農道のポルシェ」と言われるほど愛される存在となっていた。
残念ながらスバルの軽自動車撤退により、現在はダイハツ・ハイゼットのOEM車となってしまっている。だが生産終了前に駆け込み需要があったことからも、惜しまれつつの生産終了だったことは言うまでもない。
4)マツダRX-7(RX-8?)
2012年にRX-7の後継モデルであるRX-8が生産を終了して以来、すでに8年の時が流れているが、未だにマツダのアイデンティティとして多くのユーザーに愛され続けているロータリーエンジン。マツダも過去に何度かロータリーエンジン搭載を示唆したコンセプトカーを公開しているが、市販化には至っていない。
現在のマツダの魂動デザインは評価も高いため、ぜひロータリーエンジンを搭載した流麗なクーペの誕生を期待したいところ。もちろん、もうひとつのイメージリーダーであるロードスターのように走る楽しさにも妥協のないモデルとなっていれば、日本のみならず世界から引く手あまたとなるのではないだろうか。
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