メルセデス・ベンツ日本は、新型「GLB」を発表し販売を開始した。
GLB180
カーメイトが前方を走る車両のナンバープレートをクリアに記録できる360度+リヤの2カメラドライブレコーダーを発売
GLBは、世界で持続的な成長を遂げるSUV市場において、すでに多くのラインアップを持つメルセデス・ベンツが、さらに多様なニーズに応えるべく投入した、全く新しいモデル。
究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを得た、スクエアなエクステリアデザインと高い悪路走破性を持つ本格的なSUVでありながら、広い室内空間に7人乗車を標準とし、かつ日本の都市部でも取り回しのよいボディサイズを実現した「全てを備えた本格SUV」となる。
GLB180
GLB180
GLB180
GLB180
今回の新型「GLB」は、エクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートし、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシスト等を全モデルに標準装備、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現するアダプティブダンピングシステム付サスペンションやBurmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定した。
スポーティに刷新されたエクステリアデザイン
GLB200d 4MATIC
■フロントデザイン
・GLB180とGLB200d 4MATICのフロントグリルにはメルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーが装備され、AMGラインパッケージでは、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルを採用
・SUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパー
・AMGラインパッケージでは、下部に広がる台形とその両サイドにも大きく開口するようなデザインを採用することで、よりアグレッシブかつパワフルなフロントバンパー
・よりシャープな印象を与えるヘッドライトデザイン
GLB200d 4MATIC
GLB200d 4MATIC
■リアデザイン
・ スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出する新デザインのリアディフューザー
・ LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を与えるリアデザイン
GLB200d 4MATIC
GLB200d 4MATIC
GLBのホイールデザインを全て刷新し、足元をスポーティに演出するアルミホイールを採用した。GLB180とGLB200d 4MATICの標準仕様には18インチアルミホイール、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールが装着される。また、外装色に新色「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加した。
より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用したインテリア
GLB200d 4MATIC
インテリアには、新世代のステアリングホイールを採用し、オプションのAMGラインパッケージを選択すると、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。
GLB200d 4MATIC
従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインとなった。
パワートレイン
GLB 180に搭載される「M282」エンジンでは、「デルタ形シリンダーヘッド」が採用され、その名のとおり、シリンダーヘッドが三角柱を横に寝かした形状となっている。通常のシリンダーヘッドに比べると、装着時の高さがある一方、幅や重さが小さくなり、軽量化、省スペース性能が向上している。
この高圧縮比4気筒エンジンは、ノイズの低減に力を注いだ。吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用、触媒コンバーターには遮音シールを施したほか、カバーもノイズ低減の役目を持たせている。
GLB 200d 4MATICに搭載される「OM654q」は、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320Nm と、コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させている。
シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、ピストンはスチール製となる。この熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減している。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする「NANOSLIDE」摩擦低減加工を施している。
ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。
ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは最大圧力2,050barまで高められている。また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載しており、燃焼の最適化を図り、後処理を行う前の段階で窒素酸化物を低減する。
排出ガスの浄化システムはエンジンに近接し搭載されたことで、排出ガスの温度低下による浄化効率の低下を防ぐことを可能にしている。ターボチャージャーから出た排出ガスは、まず酸化触媒へ送られた後、AdBlueが添加される。下流のsDPF(DPF with SCR Coating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)で粒子状物質の捕集と窒素酸化物の低減を行った後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の処理を行う。その後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の低減を行うと同時に、余剰のアンモニアを処理するアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えることで、運転状況が急激に変化した場合にもアンモニアが外気中に放出されることを防ぐ。
【メーカー希望小売価格】
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html
構成/土屋嘉久
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