4月の外国メーカー車の登録台数は1万6501台(乗用車に限ると1万6417台)となり、前年同月に比べ47.8%の増加。2か月連続のプラスとなり、1月からの累計も前年比5.9%増とコロナ禍の拡大で登録が低迷した昨年から大幅に回復している。
ブランド別では、メルセデス・ベンツが前年比40.5%増の3212台を登録し、74ヶ月連続の首位となった。4月は「GLA」及び「GLB」への新グレード設定や、電動サブブランド「EQ」のエントリーモデル「EQA」の発売など多くの新顔が追加されたから、今後のさらなる登録増に貢献しそうだ。
2位のBMWは、前年比33.8%増の2263台とプラスに転じた。直近では「X5」「X6」「X7」のディーゼルモデルへのマイルドハイブリッド設定や、「X1」および「X2」の装備充実などSUVの商品力向上を図っており、その効果がどう数字に表れてくるか注目したい。
3位のフォルクスワーゲンは前年比21.5%増の1953台と、先月までの大幅な落ち込みから脱した。4月は「パサート」、5月は「ティグアン」と改良型の国内導入が続いており、ここに先行注文受付中の新型「ゴルフ」が加われば一気に登録増が見込めるだろう。
4位アウディは前年比倍以上となる111.1%増の1556台を登録し、前月に引き続き好調をキープしている。4月にはフルモデルチェンジした新型「A3/S3」も発表されており、5月以降登録が進めばさらに数字が伸びてきそうだ。
5位のBMWミニは前年比24.3%増の1172台となった。SUVブームの中、5月からはコンパクトSUV「MINIクロスオーバー」に、ガソリンエンジンを搭載した新たなエントリーグレード「バッキンガム」を追加し、上位に攻勢をかける。
このほかでは、8位プジョーが前年比162.7%増の880台、11位フィアットが前年比111.4%増の520台と「ステランティス」へ移行中のFCAならびにPSAの各ブランドが好調で、7位ジープ(936台)や12位シトロエン(449台)などもグループの系列であり、日本においても存在感を高めることになりそうだ。
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やっぱベンベーサイコーッ!