スーパースポーツ、オークションの傾向は?
コレクターズカ―・オークションと聞くと、そこに出品されるクルマはどれも高額で落札されるイメージがある。しかしビッダー(入札者)は、シビアにセレクトして納得できる額で入札してくるので、強気の最低落札額が設定されていると流れてしまうことが多い。
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そのためある意味の自浄作用が働き、適正な価格で落札されることになるのである。もちろん欲しい人が複数いて、共にヒートアップするとその限りではないが……。
次にあまり記されないが、スーパースポーツの現行モデルはベースグレードが出品されることは少ない。フェラーリでいえば488 GTB、ポルシェでは991カレラ/カレラ4などのいつでも買えて数のあるモデルたちである。
オークションで人気を集めるのは希少性があり、誰もが欲しがる本当の限定モデル。このラインから外れる普通のタイプは、街のユーズドカー・ショップに任されている感がある。
新型NSX 海外オークションに出品
旧いクルマたちが中心のボナムス・グッドウッド・リヴァイヴァル・オークションに、現行モデルのホンダNSXが出品された。走行わずか18マイル(28.8km)というデリバリーマイルでイギリス仕様の右ハンドル車。初度登録は、今年6月。このNSXはイギリスで17万250ポンド(2452万円)、日本でもオプションのバレンシアレッド・パールを含め2437万円のプライスタグが付く。
その落札額だが、邦貨換算で2000万円を割ってしまたのだ。
新型NSX(2018年式) なぜ安かったのか
いざオークションが始まると入札が続かず13万2250ポンド(1905万円)で終えてしまった。なぜ値が上がらなかったのだろうか。
一番の要素はいつでも買えるカタログモデルだったことにある。納車までの時間を待てれば、好きな仕様にして手にできるからだ。
またメカニズム的に特殊なモデルだけに、ディーラーから買った方が後々のケアを考えると正解といえよう。スーパースポーツに必須なセレブ感が薄いことも、値が上がらなかった要因のひとつかもしれない。
さらにはイギリス仕様の右ハンドル車だったため、左側通行のヨーロッパ勢が入札を控えてしまったことがある。こうした要素が重なり安く終えてしまったのである。
余談だが日本のユーズドカー・サイトを見るとNSXは2300~2800万円で販売されており、この1905万円という落札額は日本のファンにとってはとても魅力的だ。
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