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一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選

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一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選

 愛車選びの参考にすべき「必須」装備はこれ!

 仕事柄、さまざまな新車に試乗する機会があるが、その中で、「この装備は一度使ったらやみつき!」なんていうものが増えてきた。自身の次期愛車を選択する際の必須の装備と言えるものを紹介したい。

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 1)アダプティブクルーズコントロール

 まずは安全にかかわる装備として、ぜひとも多くのクルマに装備してもらいたいのがこれ。個人的に自動ブレーキと同じぐらい重要と思えるのが前車追従&渋滞時対応のACC=アダプティブクルーズコントロールだ。

 本来、高速走行での運転にかかわるストレスを低減する目的の装備だが、追従&渋滞時対応型でないと意味をなさないのと同時に、ACCは高速走行時に常時ONにしておくことで前車との距離を一定に保ってくれるため、ついうっかりの追突&前車への急接近防止、無意識のうちのあおり運転防止になるからだ。

 加えて、ACCを使うことで高速走行の燃費も良くなる。自身のVWゴルフ7の場合、東京~御殿場往復で10%は良くなるデータがある。具体的にはACC使用(制限速度にセット時)で20km/L、ACC不使用で17~18km/Lだ。

 2)ブラインドスポットモニター

 ブラインドスポットインモニターも、自動ブレーキ、ACCとセットで標準装備してもらいたい先進安全支援機能。自動ブレーキで追突事故が激減しているデータがあるように、ブラインドスポットインモニターによって、レーンチェンジ時などの接触事故が激減することは間違いなし。自身、ブラインドスポットインモニターのおかげで、自車の背後の死角から急接近してきたクルマとの事故を防げた経験が何度もあったのだ。

 3)パドルシフト

 パドルシフトも多くのクルマに装備してもらいたい機能。パドルシフトというと、スポーティな運転をするためにあるように思われているが、じつはスムースなスピードコントロールを行うのにじつに便利。

 下手にブレーキを踏むより、パドルシフトでの減速を行えば同乗者もより快適。首都高速のようなクルマの流れが刻々と変化するようなシーンでは、効果絶大なのである。ブレーキパッドの減り、ホイールの汚れ低減にも効果があったりする。

 4)バックモニター

 ボクはもうかなりの期間、バックモニター付きのクルマに乗っている。それに慣れると、もはやバックモニターなしでは安心してバックできないぐらいだが、それに加え、できれば360度モニターもバックモニターとともに、安全のために標準装備してもらいたいと思っている。

 バックモニターだけでもバック時の壁や人、自転車などの接触事故を低減できるが、それでカバーできない範囲も360度モニターなら視認可能。小さい子どもやペットがウロウロしている駐車場などでの出し入れに絶大なる安全効果があるからだ。マツダの360度ビューモニターは、死角にいる子どもを守る機能として、第12回キッズデザイン賞を受賞している。

 5)ペダル踏み間違い衝突防止支援機能

 ちなみに高齢者限定とまでは言わないが、アクセル踏み間違い衝突防止支援機能もあればより安全。トヨタでは後付けのアイテムが用意されたばかりだ(アクア、および先代プリウスから順次用意)。

 運転席まわりだけでなく後席の快適性も考えたい

 6)トルクベクタリングコントロール

 マツダやスバルがこぞって採用しているベクタリングコントロールも、主にエンジンの制御ゆえ、デバイスを付加することなくわずかなコストで装備できる、クルマの安定性をグーンと高めてくれる機能装備。走りの安定感を高めると同時に、車酔い防止効果も期待できる機能である。事実、マツダのG-ベクタリングコントロールは、子どもの車酔い低減効果があるとして、第10回キッズデザイン賞を受賞している。

 7)後席用エアコン吹出口

 快適便利装備としては、後席エアコン吹き出し口もぜひ欲しいところ。ミニバンなどでは後席用エアコン吹き出し口がほぼ装備されているが、セダンやワゴン、SUVでも後席の乗員やペットの暑い時期の快適性だけでなく、熱中症予防にもなりそうな装備である。

 8)前席マッサージ機能

 ここからは標準装備といっても上級グレード限定でOKの装備について。最近、感心しているのが、レクサスLSやボルボXC60、V60などに装備される前席マッサージ機能。後席用マッサージ機能はこれまでもあったが、走行中に一番マッサージ機能の恩恵に与りたいのはドライバー。

 自身、1日数百kmを運転してもボルボXC60やV60で前席マッサージ機能をONにしていると、まったくと言っていいほど疲れなかった。いや、むしろ運転していたほうがリフレッシュできたほどの「やみつき装備」である。

 9)シート送風機能

 ボルボなどに用意されるシートベンチレーションも、夏の快適度を飛躍的に向上させてくれるやみつき装備。炎天下に止めたクルマに乗り込むと、エアコン全開でもしばらくはサウナ状態。しかし、シートベンチレーションがあれば、瞬時に背中、腰まわり、太股裏などがスースーして体感温度が一気に下がり、快適そのもの。背中の汗も引き、ベタベタせず、上着もシワになりにくくなる。

 10)撥水&消臭機能付きシート

 愛犬家限定としては、撥水(はっすい)&消臭機能付きシートも、さすがに標準装備とまでは言わないけれど、車内の汚れ、動物臭の付着を低減するために全車OP設定してほしいところである。

 11)ティッシュボックがしまえる収納BOX

 そうそう、ボルボXC40の日本車も真っ青な便利装備としてある、ティッシュボックス収納&取り外し可能なごみ箱も、花粉症の人ならずともありがたいもてなし装備。必用な人は近くにないと絶対に困るティッシュボックスの置き場って、本当に困る。ミニバンなどのトレーの上に置くと生活感丸出しだし、急ブレーキで吹っ飛ぶし、たとえグローブボックスに入ったとしても、取り出すのがいちいち面倒だ。

 ということで、上記を踏まえて自身の次期愛車に必須の装備リストを日々更新しているところなのだが、歩行者、自転車対応の自動ブレーキ、ブラインドスポットモニター、渋滞追従機能付きACC(の再加速性能のいいもの)、パドルシフト、360度モニターは安全のために必須と思っている。

 その上で、前席マッサージ機能があればもうすぐにでも買ってしまうだろう。もちろん、現時点でそれらすべてを叶える、予算の範囲にあるクルマはないんですけどね。犬2頭と暮らすわが家でもっとも理想に近いのは、ボルボV60ではあるんですが……高価だし、パドルシフトの装備なし。XC40モーメンタムにパドルシフトが付いて、前席マッサージ機能があれば予算的にもおそらく完ぺきなんだけどなぁ……。

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