本格的に各地のサーキットをアタックし始めたZC33Sスイフトスポーツ。軽量ボディ+ターボエンジンは痛快な走りでも、雰囲気でもなく、本物の速さを持ったクルマなのだ。今回は鈴鹿サーキットでの模様からその実力を探る
筑波サーキットではラジアルタイヤですでに1分3秒台をマークするデモカーもいる。ひと昔前のシルビアよりも遥かに速く、R32/33/34GT-Rやランエボ、インプレッサと肩を並べると言っても過言ではない。むしろ、ライトチューンというカテゴリーならスイフトスポーツの方が速いのでは!? と思ってしまうほどだ。
今回は2018年12月25日に行われたレブスピード後援の「レブスピード鈴鹿サーキットランミーティング」が舞台。
走ったのはレブスピード連載号とクライススズキ号だ。
クライススズキはスズキアリーナ橋本のブランド。つまりスズキの販売ディーラーのクルマなのだ。西畑店長は新車販売のスペシャリストでありながら、スーパー耐久やワンメイクレースに参戦する鈴鹿のスペシャリストでもある。
ひそかにレブスピードのスイフト担当である加茂(ワタシ)は西畑店長を目標としてきた。
ZC32Sの時代にレブ号のベストタイムは2分38秒9。タイヤはDIREZZA ZIIスタースペックだった。冬の朝イチに叩き出した結構なタイムだったと自負していたが、クライススズキZC32Sは西畑店長のドライブで2分34秒をマークしていた……。
しかし、タイヤはDIREZZAよりも速いと言われているADVAN A052。きっと同じタイヤになれば同じくらいのタイムが出ると踏んでいたのだ。
今回の鈴鹿アタックではどちらもタイヤはDIREZZA ZIII。レブ号が215/45R17と外径大きめで、クライススズキ号は215/40R17と純正同等の外径。これが勝負の明暗を分けていたのか、圧倒的実力差なのか。。。
叩き出したタイムは、
クライススズキ号 2分31秒519
レブスピード号 2分35秒595
ボロ負けでした。。。同じタイヤなのに。。。
ちなみにどちらも仕様はほぼ同じで、ECU書き換え、マフラー交換、ブレーキパッド交換、サスペンション、スポーツラジアルタイヤといった程度。
鈴鹿という難コースにドライバーの技量の差が出たと言えるが、素人の加茂が乗ってもZC32Sから軽く3秒アップ。西畑店長も3秒アップ。まだまだ詰める余地がある状態で、煮詰めまくったZC32Sから3秒アップなのでまだまだタイムアップする予感。
レブ号はまだ恥ずかしくてこんなこと言える立場に無いが、クライススズキ号ともども2分30秒切りを狙っている。
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