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思い出のクルマ映画と、銀幕のなかで輝いていたクルマたち

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思い出のクルマ映画と、銀幕のなかで輝いていたクルマたち

クルマ好きにとって「映画に登場したクルマ」というのは、思い出深いものがあるのではないでしょうか。

筆者の場合、「栄光のル・マン(1971年)」の冒頭でスティーブ・マックィーンが乗っていたポルシェ911Sがとても印象に残っています。このポルシェが、2011年に開催されたオークションで高額な価格で落札されたことを記憶している方がいらっしゃるかもしれません。

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そういえば「007 私を愛したスパイ(1977年)」の劇中車だった潜水艇のロータス エスプリを、テスラ社のCEOイーロン・マスク氏が2013年に落札した、といったニュースもありましたね。

ポルシェというと、「プアマンズ・ポルシェ」なんて呼ばれたマツダ サバンナRX-7(初代)も、「かっこいいなあ」と思った映画があります。「太陽を盗んだ男(1979年)」という邦画です。これはなかなか荒唐無稽な作品でした。原発からプルトニウムを盗んで原爆を造ってしまう高校教師・沢田研二と、撃たれてもなかなか死なない不死身の刑事・菅原文太が戦うシーンなんて、たぶん一生忘れられないでしょう。メタリックグリーンのRX-7で警察とカーチェイスを演じる沢田研二。かっこいい以外に言いようがありません。

クルマが主役の映画では、何気なく追い越したトレーラーに執拗に追いかけられる「激突!(1971年)」というサスペンスもありましたね。最近は「煽り運転」が問題になっていますが、周囲に誰も居ない荒野でめちゃくちゃ速いトレーラーに追われるなんて、まさに悪夢です。結局最後までドライバーがどんな人かわからずじまい(腕しか見せなかった)で、クルマという、人が運転しているはずの機械がまるで自らの意志を持っているような恐さがありました。

また「ザ・カー(1977年)」という映画は、「人が乗っていない悪魔のクルマ」が人を襲う、という設定でした。異様な排気音と狂ったようなクラクションには、子供心に恐怖を感じたものです。

同じように、人を襲うクルマの映画でも「クリスティーン(1983年)」は、少し哀しい印象がありました。主人公とクルマは相思相愛だったのに、彼女があまりにも悪女だったためなのか、悲劇的な結末になりましたね。演出とはいえ、ピカピカのプリムス・フューリーが何度も壊れていくシーンにも、クルマ好きとしては胸が締めつけられる思いでした。

やはり、映画は楽しいストーリーがいいですね。「キャノンボール(1980年)」や「TAXi(1998年)」のような、とにかく脳天気にクルマが走り回る映画。キャノンボールの冒頭の、黒いランボルギーニ カウンタック。TAXiの、とんでもない速さでマルセイユの町を走り回るプジョー406。あのかっこよさ。なんていうか、観ていて気持ちが晴れやかになりますね。

[ライター・撮影/小嶋あきら]

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