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自動車業界の今後はどうなる? 「令和」に起こるクルマのブームを徹底予測

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自動車業界の今後はどうなる? 「令和」に起こるクルマのブームを徹底予測

「イカツ顔」のクルマは増えていくだろう

 平成の最後に登場したクルマたちは、ある意味、令和の時代を予測できるキーワード、ポイントを持っていると思えてならない。

令和になる前に振り返る! 平成の30年間に巻き起こったクルマのブーム8選

 まずは、ビッグチェンジした三菱デリカD:5、ekクロスのようなイカツ顔である。そもそもイカツ顔はトヨタのミニバンであるヴェルファイア、ヴォクシーで採用され、それがライバルを圧倒する人気の要因になっていた迫力満点のキャラクター。もはや、車種によってはおとなしい顔つきでは「無難すぎる」と売れない時代。それが軽自動車でも採用されたということは、今後、よりイカツい顔のクルマたちが登場する可能性大。この WEB CARTOPでも近い将来、「令和イカツ顔選手権」みたいな企画が行われそうな予感がする。

 そして、日産デイズに端を発した、軽自動車の高級・先進路線も今後、各社で熾烈な争いを展開すること間違いなし。何しろ、日産デイズには軽自動車初の先進装備満載で、まさに軽自動車に革命を起こしたのである。セレナより新しい、リチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッド、同一車線内半自動運転機能のプロパイロット、ブレーキ制御まで付いた前後踏み間違い抑制機能はもちろん、これまで、レクサスなどでしか採用されていなかった緊急通報サービスのヘルプネット=SOSコールまで用意。今後、登場するホンダ、スズキ、ダイハツの軽自動車がそれを黙って見ているはずもない。つまり、令和では、軽自動車高級化路線が一気に進むはず。それに伴って軽自動車とは思えない価格に高騰するのも見えているのだが……。

 SUVブームは継続するも2極化が進む

 ひところよりは落ち着いてきたものの、SUVブームも平成から令和の時代にまたいで継続ブレークするのは必至。ただし、トヨタRAV4のようなクロカン色を強めたものと、乗用車ベース、軽自動車のSUVテイストバージョンのようなカジュアル路線の2極化が進むと思われる。だって、クロスオーバー、SUVを謳うだけでクルマが売れる時代なのだから。

 最新のデイズ、RAV4、カローラスポーツ、クラウンなどの大きな特徴と言えるのが、通信機能を備えていること(世界の大衆車のベンチマーク、VWゴルフ8でも採用される模様)。コネクトナビを付けることでオペレーターサービスが使え、ナビの目的地設定を遠隔操作してくれて、近くの好みの飲食店などを教えてくれるのだから、超便利。今でも走行中、ボイスコントロールでの目的地設定は可能だが、知らないことまで教えてくれるのがオペレーターサービスの強み。それに伴い、ヘルプネット=SOSコールも付けば、運転初心者からシニアまで、よりいっそう、安心して運転を、ドライブを楽しめるわけだ。

 Tコネクトナビのトヨタは現在、3年間無料のサービスで、4年目から有料。日産コネクトナビは10年間バケット料金無料。できれば、有料になったからやめる……とはならないよう、利用無料期間を延ばしてもらいたい(3年間無料の場合)。ちなみに、あおり運転対策にもなりうるヘルプネット=SOSコールは現在、レクサス、トヨタ、ホンダ、日産(デイズのみ)、BMWなどが採用、対応しているが、令和の時代になり、他メーカーの採用も期待される。

 最後は先進運転支援機能のアップデート。完全な自動運転はまだ先のことだけど、まずは事故を未然に防ぐ安全を目的とした制御の進化が令和、というより2020年に向けて加速することは必至。連日、悲惨な自動車事故のニュースが流れてくるが、自動運転の機能を一部利用した、運転初心者、運転機能の衰えたシニアでも安心・安全に運転できるクルマの登場が望まれる。2020年の世界的な自動ブレーキ義務化がその始まりだが、前後踏み間違いブレーキ抑制、バックモニター、ブラインドスポットモニター、前後ドライブレコーダーまでセットで加われば、さらに鬼に金棒、安全・安心だろう。つまり、家電で進んでいるような、クルマのIT化の加速、である。

 ちなみに今年、4年ぶりに買った家庭用エアコンは、クラウドにつながり、家人の生活習慣を学習し、しゃべるし、人を感知するし、スマホで遠隔操作できるし、家から離れるとGPSでエアコンの付け忘れを教えてくれるし、空気清浄&カビ防止までしてくれる進化にもうびっくりである(知らなかったのはボクだけ?)。

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