ONE出場中の平田樹選手と腕や脚の連動性と同時に「大腿四頭筋」も刺激し、バイクをコントロール！～バイクde体幹トレーニングVol.7～

■対戦負傷欠場、変更された対戦相手も強豪選手！

　先週もお知らせしましたが、『バイクde体幹トレーニング』で体幹トレーニングを実践してくれているONE Championship平田樹選手の試合が決定しました。2月7日、インドネシアのジャカルタで行われる大会でベトナム生まれのアメリカ人、ナイリーン・クローリー選手と対戦します。その試合向けて、平田選手からの新たなコメントが到着しました。

「2020年一発目の試合、上に行く階段を登るためにも、しっかりと倒します！」と一本勝ちを宣言。さらに、「この試合に勝って、年内にスタンプ選手と戦いです」と、現ONE Championshipアトム級世界王者、タイのスタンプ・フェアテェックス選手との対戦実現に向けて意気込みを見せています。スタンプ選手はONEアトム級キックボクシング、同ムエタイの2つのタイトルを持つ強敵。実現すれば、素晴らしい試合になることでしょう。ぜひ、応援しましょう！

　試合の模様は当日、日本時間の19時30分から『AbemaTV』で生中継されます。ぜひ、声援を送ってください！

■体を動かすときの“連動感”を養う『2』

　バイクde体幹トレーニングの現在のパートでは、体幹を鍛えながら“連動性” を養うエクササイズを解説しています。ところで、体幹部にある腹斜筋群や、その奥にある腹横筋は、建物に例えるならば“外壁”にあたります。さらにその深部にある、インナーユニットと呼ばれる腸腰筋などを含めて、耐震強度を高める役割をしていると言ってもいいでしょう。

　しかし、こういった筋肉を鍛えても、“基礎”がしっかりしていなければ、建物自体の強度は高くなりません。そこで大切になってくるのが、臀部から下肢全体の筋肉です。そこで今回のエクササイズでは、腕や脚の連動性と同時に太ももの前面の筋肉である「大腿四頭筋」にも刺激を入れて、バイクのスムーズな挙動のコントロールを実現できるようにしていきたいと思います。

■V字クランチ

　このエクササイズ、単独で行うのであれば1日3セットを目標にしましょう。連続でやるのではなく、時間の感覚を開けて、実行しても大丈夫です。

　対角線上の腕と脚を同時に動かすことで動作の連動性を高められます。脚と腕の重さが加わることで腹直筋を中心とした体幹部の筋肉群が鍛えられると同時に、大腿四頭筋や肩関節周辺の筋肉群も二次的に鍛えることができます。

　動作している最中に、どの筋肉が動いているのかを意識すると、より効果的に刺激を入れられるようになります。すると、個々の筋肉がしっかり働くようになり、ライディング時のスムーズな動きが可能になって、バイクコントロールが上手くいくようになります。

「腕と脚を連動させて動かすことは、私がやっている総合格闘技でもとても大切です。普段から似たようなトレーニングをやっていますが、私の場合はもっと速く動かすことが多いですね。でも、今回やったようにゆっくりと動作すると、筋肉一つ一つをしっかり意識することができますね。こういう地味なトレーニングも大切だと実感できました」

　■平田 樹（ひらた・いつき）身長157cm、体重52kg。

　1999年8月24日と東京都生まれ。小学校1年生の時から講道館・春日柔道クラブで柔道を始め、高校時代には創志学園柔道部でインターハイに出場。同校卒業後の2018年、横田一則が主宰するK-Clannに入門し、総合格闘技のトレーニングを積んだ。同年9月、AbemaTVのリアリティ番組『格闘代理戦争』3rdシーズンに出演し、桜井“マッハ”速人の推薦選手としてトーナメントに参戦し、優勝。ONE Championshipのプロ契約を勝ち取った。

　2019年6月15日に『ONE：Legendary Quest』上海大会で強豪アンジェリー・サバナルから1ラウンド一本勝ちを収め、華々しいデビューを飾り、2019年10月13日、両国国技館にて開催された「ONE: CENTURY 世紀」の大会では、石毛里佳と対戦し、2ラウンド4分41秒に腕ひしぎ十字固めで勝利するなど、2018年に総合格闘技デビューしてからアマチュア戦を含め全て1本で連勝している。女子総合格闘界で将来を嘱望される、若干20歳の“強カワイイ”選手。