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レクサス新型「IS」は切れ味抜群! デザイン・走りはどう進化? 新旧モデルを比較

掲載 更新 20
レクサス新型「IS」は切れ味抜群! デザイン・走りはどう進化? 新旧モデルを比較

■ビッグマイナーチェンジでISはどこが進化する?

 レクサスのFRセダン「IS」の新型モデルが、2020年6月16日に世界初公開されました。

【詳細画像】カッコ良すぎィィ!! 超進化した新型ISを画像で見る(35枚)

 ビッグマイナーチェンジを受ける新型ISは、どのようなところが進化するのでしょうか。従来モデルと比べてみます。

 新型IS(北米仕様プロトタイプ)のボディサイズは、全長4710mm×全幅1840mm×全高1435mmで、全長、全幅はそれぞれ30mm拡大、全高は5mm高くなり、走りを予感させるワイド&ローなスタンスと、シャープなキャラクターラインによるアグレッシブなデザインを目指しました。

 外観は、これまで以上に大型化したスピンドルグリルが採用されました。新形状のスピンドルグリルは下側にボリュームを持たせたデザインで、さらに大胆なフロントマスクに変更されています。

 スポーティグレードの「Fスポーツ」では、スピンドルグリルの内部が緻密なメッシュパターンになるなど、通常グレードと差別化が図られました。

 新開発のヘッドランプは小型軽量化したランプユニットを搭載し、L字のクリアランスランプを内蔵した、新たなデザインに変更。

 リアのデザインも大きく変更され、L字をモチーフにした横一文字型のリアコンビネーションランプや立体的なバンパーガーニッシュが採用されています。

 内装では、従来モデルの埋め込み型のディスプレイに代わり、10.3インチタッチワイドディスプレイが装着されました。

 新たにタッチディスプレイを採用するとともに、SmartDeviceLink、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。スマートフォンと連携することで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が向上しています。

 センターコンソールは助手席側のひじ掛けがなくなり、ドリンクホルダーが配置されたほか、前席左右のエアコンの形状が四角から丸型に変更されるなど、細かな点で改良が施されました。

 さらに、インストルメントパネル上部やドアパネルに有彩色を設定しツートーン配色とすることで、左右方向の広がりを強調。ツートーン配色によるコントラストで、乗車時に高揚感を感じさせるカラーコーディネートとなります。

 また、ドアトリムの一部に、レクサスの新たな加飾表現である複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用。

 オーナメントパネルにアッシュ、ブラックジオメトリーフィルム、Fスポーツは専用サテンクロムを新たに取り入れ、素材本来の質感表現にこだわったスポーティな室内空間としました。

■乗り心地や走行性能に加え、安全性能が向上

 パワートレインは従来モデルから引き続き、2リッター直列4気筒直噴ターボ、2.5リッター直列4気筒ハイブリッド、3.5リッターV型6気筒エンジンと3機種を揃え、新型ISのターボ車はトランスミッションの制御を変更し、ハイブリッド車ではモーターをより積極的に使う制御になっています。

 2019年にトヨタが新設した車両開発用のテストコースなどで走り込みをおこない、操縦性や乗り心地などを鍛え上げました。

 新型ISは、路面状況や走行シーンに応じて徹底的にチューニングを実施。さらには、ハンドルやペダルの初期応答だけでなく「戻す」際のコントロール性も向上しています。

 足回りでは微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウイングバルブショックアブソーバ」を採用し、ストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮させることで、応答性が良く上質な乗り心地が味わえます。

 さらに、新採用の19インチタイヤは、コーナリングフォースを大幅に向上させ、気持ち良いハンドリングとブレーキングを実現しました。

 安全性能では、従来モデルの「Lexus Safety System+」に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の性能が向上。

 昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知することができるようになりました。

 また、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援や、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加されています。

 高速道路などで設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速を制御する「レーダークルーズコントロール」や、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能を向上し、これまで以上に安定して走行することが可能になりました。

 また、駐車場などにおけるアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなどの先進安全装備も導入するなど、より一層安全なクルマへと進化しています。

※ ※ ※

 ビッグマイナーチェンジで大きく進化した新型ISは、日本では2020年秋ごろ発売とされています。

 グローバルモデルとして、日本、米国、アジア諸国を含む、世界中の約40か国で販売される予定です。

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みんなのコメント

20件
  • エクステリアだけなら下手なフルモデルチェンジするより良かったかも。この路線なら今後も期待できる。
  • 今日び国産外車ミニバンからSUV、軽自動車までオラオラデザインばかりだから、こういうオーソドックスなカッコ良さはむしろ「上品」にすら思えてしまうな、、
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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