現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アルピーヌ「A110」で山野哲也選手との同乗試乗が実現! プロも認めるパフォーマンスの高さを身をもって体験

ここから本文です

アルピーヌ「A110」で山野哲也選手との同乗試乗が実現! プロも認めるパフォーマンスの高さを身をもって体験

掲載 3
アルピーヌ「A110」で山野哲也選手との同乗試乗が実現! プロも認めるパフォーマンスの高さを身をもって体験

A110以上の完成度を誇る車種はなかなか見当たらない

ピレリがF1開催に合わせて実施している「ピレリ・ホットラップ」というイベントがある。ピレリ・ホットラップは、F1の舞台となるサーキットで、F1ドライバーをはじめとするプロドライバーが運転するスーパーカーに同乗し、レーシングスピードでのサーキット走行を実際に体感できる人気のプログラムだ。

「アルピーヌF1チーム」のピットに「こけし」が潜入取材!「A110S」で鈴鹿を全開走行するホットラップは超絶体験でした

23回目のシリーズチャンピオンを獲得した日本一のA110使いと同乗

2023年9月のF1日本グランプリでは、アルピーヌ、AMG、アストンマーティンの3社のハイパフォーマンスカーが用意され、筆者はアルピーヌのA110に同乗できるチャンスを得た。

鈴鹿サーキットでのアルピーヌのホットラップ担当ドライバーは、現役レギュラードライバーのピエール・ガスリーとエステバン・オコンという豪華極まりない組み合わせ。さらに昨シーズンからA110でJAF全日本ジムカーナ選手権に参戦し、2022年に引き続き2023年は23回目のシリーズチャンピオンを獲得した日本一のA110使い、山野哲也選手とアルピーヌの開発ドライバーもホットラップでA110のステアリングを握った。

筆者はF1ドライバーの同乗は叶わなかったが、比類なき高手、山野哲也選手の助手席を射止め、F1ウィークの木曜日、A110で鈴鹿サーキットにコースインした。

山野選手の助手席に座り、「よろしくお願いします」の挨拶のあと、「遠慮しないで全開バリバリで頼みます」とリクエストすると、山野選手はいつもの山野スマイルでにっこりと。次の瞬間、A110はホームストレートでフル加速を開始!

1コーナーへの進入も驚くほど速く、回頭性の良さがうかがえる

252psというスペック以上に強力な加速力を発揮する。路面がやや下り坂というのもあるが、それ以上にトラクションが優れ、1110kgという軽量ボディも利いている。1コーナーへの進入も驚くほど速く、回頭性の良さがうかがえる。S字では縁石を大胆に踏んでいくが、クルマが不安定になることがなく、サスペンションがじつにしなやかに動いていた。

ダンロップコーナーでも、他のスポーツカーであればどんどんアウトにはらんでいくはずなのに、A110はインにピタッとついて膨らんでいかない。もっとも驚いたのは、ヘアピン立ち上がりからスプーンの入口までの区間だ。200Rを含めてA110はここをアクセル全開のまま駆け抜けてしまった。

かなりよくできたスポーツカー、チューニングカーでも、ヘアピンから全開で立ち上がっていくと、どこかでアクセルを戻さないとアンダーステアが出てしまうものだが、A110はスプーン入口までアクセルを戻した気配がない(スプーンの手前でおそらく200km/hは出ていたはず)。

走行後に山野選手に確認すると、やはりあそこは全開のままだったそうで、山野選手は次のようにコメント。

「へアピン出口からスプーン入口まで全開でいける市販車は、このA110以外、今まで乗ったことがない」

スプーンも1コ目、2コ目と危なげなく、じつに気持ちよく旋回し、バックストレッチに向けてフル加速。7速DCTが最適のタイミングで、シフトダウン、シフトアップをコントロールする。130Rもハイスピードで抜け、シケインでは山野選手らしく、アクションをつけた走りを披露してくれたが、破綻する気配は見られない。

ミッドシップで回頭性がよければ、スタビリティがトレードオフになりやすいが、A110はシャシーのバランスの良さが比類なく、低速コーナーから高速コーナーまで理想的なハンドリングを味合わせてもらえた。 もちろん、山野選手のテクニックもあってのことだが、現代のスポーツカーのなかで、A110以上の完成度を誇る車種はなかなか見当たらないといっていいほど、このクルマのパフォーマンスは高い。

ピュアガソリン車がいつまで販売されるかわからない時代になってきた今、最後のガソリンエンジンスポーツカーとして、アルピーヌA110を選んでも、絶対後悔しないはずだ。

こんな記事も読まれています

伊勢湾岸道~中部空港に「最短ルート」建設中! 橋脚ニョキニョキで「東海IC」大変化!?「西知多道路」工事はどこまで進んだのか
伊勢湾岸道~中部空港に「最短ルート」建設中! 橋脚ニョキニョキで「東海IC」大変化!?「西知多道路」工事はどこまで進んだのか
くるまのニュース
レクサスLBXが絶好調! 日産ノートオーラも売れている! 日本には「高級コンパクト」の潜在需要があり
レクサスLBXが絶好調! 日産ノートオーラも売れている! 日本には「高級コンパクト」の潜在需要があり
WEB CARTOP
トヨタ次期「セリカ」に期待! 「まもなく登場?」 8代目「次期型」20年弱ぶりに復活!? みんなの声は
トヨタ次期「セリカ」に期待! 「まもなく登場?」 8代目「次期型」20年弱ぶりに復活!? みんなの声は
くるまのニュース
オーストリアでの接触で友情にヒビ? ノリス、フェルスタッペンが責任逃れをするなら「リスペクトを失う」
オーストリアでの接触で友情にヒビ? ノリス、フェルスタッペンが責任逃れをするなら「リスペクトを失う」
motorsport.com 日本版
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…カロッツェリア『サイバーナビ』のオーディオ機器としての実力は?
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…カロッツェリア『サイバーナビ』のオーディオ機器としての実力は?
レスポンス
高級ファミリーカーの新提案──新型アウディQ6 e-tron試乗記
高級ファミリーカーの新提案──新型アウディQ6 e-tron試乗記
GQ JAPAN
マセラティ MC20/MC20 チェロ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
マセラティ MC20/MC20 チェロ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝
AUTOSPORT web
2024年5月欧州新車販売は前年比2.6%減。HEVがシェアを伸ばしている
2024年5月欧州新車販売は前年比2.6%減。HEVがシェアを伸ばしている
カー・アンド・ドライバー
6速MTもある日産「新型スポーティセダン」発表! 生まれ変わった“精悍”顔に「カッコイイ」の声も! 新型「セントラ」約340万円からチリに登場
6速MTもある日産「新型スポーティセダン」発表! 生まれ変わった“精悍”顔に「カッコイイ」の声も! 新型「セントラ」約340万円からチリに登場
くるまのニュース
日産の最高級SUV!新型「インフィニティQX80」北米で登場 全長5.4mのフルサイズSUVがフルモデルチェンジ
日産の最高級SUV!新型「インフィニティQX80」北米で登場 全長5.4mのフルサイズSUVがフルモデルチェンジ
VAGUE
【古いクルマのオーナーこそ必見】この夏〝中古車バブル〟到来中! 愛車を高く売りたいなら、この7月がベスト
【古いクルマのオーナーこそ必見】この夏〝中古車バブル〟到来中! 愛車を高く売りたいなら、この7月がベスト
月刊自家用車WEB
あなたのスマホをしっかりホールド! ドライブライフの車載スマホホルダー「HLD02」が登場
あなたのスマホをしっかりホールド! ドライブライフの車載スマホホルダー「HLD02」が登場
月刊自家用車WEB
トヨタ“次期型”「ハイエース」いつ登場!? デビュー20年目の「大人気“商用バン”」どうなる? “超静音モデル”化に期待か
トヨタ“次期型”「ハイエース」いつ登場!? デビュー20年目の「大人気“商用バン”」どうなる? “超静音モデル”化に期待か
くるまのニュース
今気になるモデルの『○』と『×』
今気になるモデルの『○』と『×』
グーネット
スズキが「本格“軽”SUV」実車公開! 次期「スペーシアギア」!? 超カッコイイ「“ジムニー”顔」&「斬新内装」のアウトドアカスタムお披露目
スズキが「本格“軽”SUV」実車公開! 次期「スペーシアギア」!? 超カッコイイ「“ジムニー”顔」&「斬新内装」のアウトドアカスタムお披露目
くるまのニュース
【ポイントランキング】2024年FIA F2第7戦シュピールベルク終了時点
【ポイントランキング】2024年FIA F2第7戦シュピールベルク終了時点
AUTOSPORT web
ポルシェやランボも作れそう……「あたり」固体しか生まない設備も人材も日本最高峰!!! GRファクトリーが凄すぎる
ポルシェやランボも作れそう……「あたり」固体しか生まない設備も人材も日本最高峰!!! GRファクトリーが凄すぎる
ベストカーWeb

みんなのコメント

3件
  • エガちゃんねらー
    山野さん、明らかに不利なNSXで走って
    それでもタイトル獲るとかレベチ過ぎる
  • dgc********
    この車ベースにMID4が出るというガセ記事書いた自動車雑誌あったな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

940.01550.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

644.21358.0万円

中古車を検索
A110の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

940.01550.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

644.21358.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村