現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダの新型エントリーSUV「WR-V」ガソリン車・2WDのみで209万円から! ハイブリッドや4WDが設定されない理由とは?

ここから本文です

ホンダの新型エントリーSUV「WR-V」ガソリン車・2WDのみで209万円から! ハイブリッドや4WDが設定されない理由とは?

掲載 79
ホンダの新型エントリーSUV「WR-V」ガソリン車・2WDのみで209万円から! ハイブリッドや4WDが設定されない理由とは?

■最新SUVにハイブリッド車や4WDは必要ない?

 ホンダは、新型コンパクトSUV「WR-V」を2024年3月22日に発売します。
 
 新型WR-Vのボディサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmと、国内で販売されるホンダSUVのエントリーモデルです。

【画像】「えっ…!」これが200万円台前半で買える「格安SUV」です! 画像を見る

 新型WR-Vは、既成概念や固定観念にとらわれずに、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々の思いに寄り添うクルマを目指して開発。

 インドで生産されて日本に輸入されることになっており、「アコード」など海外生産のモデルと同じく完成車検査は日本でおこなわれます。

 新型WR-Vのエクステリアは、安心と信頼を感じられるような角ばったデザインとし、アウトドアが似合うワイルドなスタイリングに仕立てられました。

 インテリアは、シンプルで水平基調のデザイを採用。スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間としたほか、人が触れるパーツには柔らかな素材を使用するなど、人に寄り添うことを目指した内装としています。

 運転席は高いアイポイントによる見晴らしの良い視界と、セダンのような運転姿勢を両立。高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界によって車両の感覚をつかみやすくするなど、初心者でも運転しやすいようなスタイリングを実現しました。

 パワーユニットは、静粛性と高出力を両立した1.5リッターガソリンエンジンを搭載。CVTはドライブ・バイ・ワイア(DBW)とCVTの協調制御「G-design Shift」を採用し、リニアな加速フィールを追求しています。

 また、加速時や減速時のステップシフト制御を採用するなど、CVT制御を新型WR-V向けに最適化することで、さまざまなシーンにおいて心地良く安心感のある走りを目指しました。

 そんな新型WR-Vですが、ひとつ気になるのは、ホンダは電動化を促進しているのに、ハイブリッド車を用意しなかったことです。

 ホンダの開発者に話を聞くと、「価格を抑えたクルマをなるべく早く出す商品化するということを前提としていたので、今回はガソリン車のみとなりました」といいます。

 新型WR-Vのベースとなったのは、インドやタイといったアジア地域で展開されている、「フィット」系コンパクトセダンの「シティ」です。

 現行シティのプラットフォームなど、すでにある部品をなるべく使いながら新型WR-Vを開発。

 テストの工数や設計にかかる費用を抑えつつ、スタイリングやインテリア、先進装備といった部分に費用をかけることで、209万8800円から248万9300円と全グレードが250万円を切る価格に設定されました。

 駆動方式が2WD(FF)のみで4WDがないのも、コストを抑えて素早く開発するためだといいます。

 新型WR-Vはインドで「エレベート」という車名で販売されているのですが、同市場は急こう配や降雪地帯もなく、4WDがあまり求められていないことも関係。

 道路の状態が悪いところが多いことから、下回りをぶつけないように高い最低地上高と大径タイヤが必要とされているのですが、2WDで十分と走れるといいます。

 その一方で、ベースのシティにはハイブリッド車も設定されていることから、新型WR-Vのハイブリッド車も実現可能とのこと。また、フィット系のSUVの「ヴェゼル」に4WDの設定もあるように、新型WR-Vの4WDも技術的には“できる”そうです。

 新型WR-Vのハイブリッド車や4WDが不可能というわけではなく、開発にかかる工数や費用を抑えるために、まずはガソリン車・2WDで登場することになりました。

 日本のユーザーからの要望が多ければ、WR-Vのラインナップが拡充されることになるかもしれません。

こんな記事も読まれています

「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
乗りものニュース
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
くるまのニュース
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
ベストカーWeb
直6のMシリーズが欲しいならE34型「M5」が狙い目! BMWのヤングタイマーで最高の1台を600万円で手に入れられる!?
直6のMシリーズが欲しいならE34型「M5」が狙い目! BMWのヤングタイマーで最高の1台を600万円で手に入れられる!?
Auto Messe Web
トヨタ、2025年のWRC参戦体制を発表。勝田貴元含む4名のフルタイムドライバーを揃え全タイトル獲得目指す
トヨタ、2025年のWRC参戦体制を発表。勝田貴元含む4名のフルタイムドライバーを揃え全タイトル獲得目指す
motorsport.com 日本版
【このAMGゲレヴァーなんぼ?】V12を搭載したゲレンデヴァーゲン 生産台数わずか5台の「メルセデス G63 AMG V12」の価格は?
【このAMGゲレヴァーなんぼ?】V12を搭載したゲレンデヴァーゲン 生産台数わずか5台の「メルセデス G63 AMG V12」の価格は?
AutoBild Japan
【屋根開き版が追加】メルセデスAMG CLE 53 4マティック+ カブリオレ 一年中快適に楽しめる装備も充実
【屋根開き版が追加】メルセデスAMG CLE 53 4マティック+ カブリオレ 一年中快適に楽しめる装備も充実
AUTOCAR JAPAN
オイルクーラー用Oリングやブラックメッシュホースなど、HKSからオイルクーラー補修パーツ各種が発売
オイルクーラー用Oリングやブラックメッシュホースなど、HKSからオイルクーラー補修パーツ各種が発売
レスポンス
レクサス「新型“7人乗り”SUV」発表に反響多数! 「イカつカッコイイ」「欲しい」 全長5.1mで3.5リッター「V6」搭載! 後席めちゃ広い「スポーティ3列車」 米で登場
レクサス「新型“7人乗り”SUV」発表に反響多数! 「イカつカッコイイ」「欲しい」 全長5.1mで3.5リッター「V6」搭載! 後席めちゃ広い「スポーティ3列車」 米で登場
くるまのニュース
ローソン予選15番手「とにかくグリップがなくて苦労したが、それは言い訳にはならない」:RB/F1第22戦
ローソン予選15番手「とにかくグリップがなくて苦労したが、それは言い訳にはならない」:RB/F1第22戦
AUTOSPORT web
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
AUTOSPORT web
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
AUTOSPORT web
クルマのヘッドライト「何時に点灯」させればいい? 「オートライト義務化」されるも過信はNG! 「秋冬の早め点灯」大事な理由とは
クルマのヘッドライト「何時に点灯」させればいい? 「オートライト義務化」されるも過信はNG! 「秋冬の早め点灯」大事な理由とは
くるまのニュース
角田裕毅と好バトルの末8位フィニッシュのヒュルケンベルグ「ピットストップのタイミングを少しずらしたのがうまく機能した」
角田裕毅と好バトルの末8位フィニッシュのヒュルケンベルグ「ピットストップのタイミングを少しずらしたのがうまく機能した」
motorsport.com 日本版
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
ベストカーWeb
BMW初代「M3」に24年! マフラーはE46 325i用をベースに自分で溶接して製作…トヨタ「スターレット」から乗り換えて何が違った?
BMW初代「M3」に24年! マフラーはE46 325i用をベースに自分で溶接して製作…トヨタ「スターレット」から乗り換えて何が違った?
Auto Messe Web
ドラマ連発!エバンス/マーティン組が日本戦でニ連覇、TOYOTAも大逆転でのシリーズ四連覇獲得に「トヨタ(豊田)」が湧いた!!【WRC最終戦ラリージャパン】
ドラマ連発!エバンス/マーティン組が日本戦でニ連覇、TOYOTAも大逆転でのシリーズ四連覇獲得に「トヨタ(豊田)」が湧いた!!【WRC最終戦ラリージャパン】
Webモーターマガジン
BMWが新型「3シリーズ セダン/ツーリング」を発売! PHEVモデルは航続距離がさらに向上。【新車ニュース】
BMWが新型「3シリーズ セダン/ツーリング」を発売! PHEVモデルは航続距離がさらに向上。【新車ニュース】
くるくら

みんなのコメント

79件
  • tmo********
    低価格はありがたいが、このタフな顔つきから言うのであれば、ハイブリッドはなくても、4WDがあったらより良かったのかと。キャラクターに似合いそうで。仮に20万高でもまだまだ安いしね。
  • ike********
    HVや4WDが欲しいならヴェゼル買えばいい、ってことやろ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0222.0万円

中古車を検索
シティの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0222.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村