販売開始が目前に迫った中国BYD製EV「ATTO3」。一回の充電で485kmを走るという性能と充実の装備、そしてコストパフォーマンスの高さが注目を集めている。自動車のEV化がいまだ緩やかな日本に一石を投じる存在となり得るのか?
※本稿は2023年1月のものです
文/大音安弘、写真/BYD、ベストカー編集部、撮影/大音安弘、茂呂幸正
初出:『ベストカー』2023年2月10日号
中華製EVはコスパ最強だった!! 乗って分かったATTO3の魅力大暴露
■乗用車としては高価だが完成度はお値段以上!
今回の試乗車は、2022年より販売が開始された豪州仕様。日本と同じ右ハンドル車で、一部仕様は異なるものの、基本性能は同等だ
ついに販売開始が目前に迫った中国製EV「ATTO3」は、乗用車としては高価だが、充実装備と485kmの航続距離を備えるため、高コスパなモデルといえる。しかし、最も重要なのは、その完成度だ。短時間だが、市街地から高速までの試乗が許された。
そのビジュアルは、スポーティ&カジュアルな都市型クロスオーバーに仕立てられており、爽やかで親しみやすい雰囲気。
日本仕様による再検証は必要だが、ATTO3の総合力は高い
その一方で、インテリアはかなり個性的。ジムをモチーフとし、デコレーション要素も多めで、日本車や欧州車にはない中国車独自の世界観を放つ。ただ操作性は、極めて常識的。ウインカーレバーも右側配置で使いやすい。
走りは、いい意味でクセもなく普通。肉厚なタイヤの恩恵もあり、乗り心地は良好。ステアリング、アクセル、ブレーキの操作系で、特に気になることはない。アクセル開度に対する加速は、エンジン車に近い。高性能さを強調する演出はないが、その反面、誰でも扱いやすいといえる。
8つのモジュールを集約した8in1パワーシステムアッセンブリーは非常にコンパクト
また後席の着座姿勢は自然で、大人が快適に過ごせる空間に。走行中の静粛性は高いが、高速域での風切り音がもう少し抑えられると、より快適だ。
国産EVよりも割安感のあるATTO3は、真の黒船EVとなりそうだ。
●BYD ATTO3 主要諸元
・全長×全幅×全高:4455×1875×1615mm
・ホイールベース:2720mm
・車両重量:1750kg
・最小回転半径:5.4m
・パワーユニット:フロント 1モーター
・最高出力:204ps
・最大トルク:31.6kgm
・バッテリー容量:58.6kWh
・一充電走行可能距離:485km
・価格:440万円
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