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【MotoGP】ビニャーレス「ドゥカティ相手には“クレイジー”になることも必要」奮闘ドーハGPを語る

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【MotoGP】ビニャーレス「ドゥカティ相手には“クレイジー”になることも必要」奮闘ドーハGPを語る

 MotoGP第2戦ドーハGPをで5位でフィニッシュしたヤマハのマーベリック・ビニャーレス。彼はレースでドゥカティ勢と戦う際には「クレイジーになる必要がある」と語っている。

 ビニャーレスは予選で3番手と好位置を確保したものの、スタートで後続の集団に呑み込まれてしまい、オープニングラップを終えた段階で11番手と大きくポジションをダウン。そこから追い上げのレースを展開しなければならなかった。

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 ただ彼のレースペース自体は強力で、ポジションを回復していくことには成功。終盤には表彰台争いに割って入ったが、ホルヘ・マルティン(プラマック)とアレックス・リンス(スズキ)とのバトルでミスによって後退し、5位という結果になった。

「僕たちは(開幕2連戦で)良い結果をふたつ出したと思うし、この結果には満足して帰れるよ」

 ビニャーレスはそう語る。彼は開幕連戦を終えた段階ではポイントリーダーのヨハン・ザルコ(プラマック)から4ポイント差の2位につけている。

 第2戦を振り返ったビニャーレスは、最終ラップでより多くの結果を求めたことで、“狂ったような”プッシュを行なっている状態になっていたとも語っている。

「すごくプッシュしていたんだ。ラスト3周では僕は“狂ったような”状況で、がむしゃらにやっていた」

「このバイクに無理な望みを押し付けていた。だから次はもっと“紳士的に”なっていくつもりだ。反撃が必要な時に、最大限のものを引き出すためにね」

「でもドゥカティ勢と戦うためにはアグレッシブになって、時にはクレイジーになる必要もあるんだ」

「それが僕のしようとしていたことだ。でもホルヘがどこでブレーキングしているのかが分からなくて、ブレーキングを遅らせすぎたことで彼にぶつかりそうになってしまった。そして接触を避けるために少し真っ直ぐ進む必要があった。それで表彰台を失ったんだ」

「でも全体的には満足してる。カタールでのポテンシャルは凄く良い感じだったし、チームは正しい方向に向かって進んでいると感じている。今が改善の時なんだ」

 ビニャーレスはこのプレシーズン中にはスタートの改善に取り組んできた。しかし第2戦ではスタートで遅れてしまい、結果は表彰台を逃すことに繋がった。それでもビニャーレスは失敗の後のレース運びには満足していると語った。

「スタートであった問題は、まず反応時間が挙げられる。僕は遅すぎた」と、ビニャーレスは言う。

「その後少しウイリーもしてしまって、それで先頭集団からほぼ脱落してしまった」

「スタート時にはフロントタイヤがスモークを上げるのを見たけど、(タイヤに)開幕戦と同じ様なポテンシャルがなかったのは事実だ。同じグリップはなかったんだ」

「でもそうだとしても、僕は(先頭集団との)ギャップを縮め、(上位に)戻ってくることができた」

「1周目に11番手だと分かったときには『オーケー、タイヤをセーブしていけば戻っていける』と考えたんだ。そして、それを実行した」

「(エンジンマップの)スイッチをパワーの少ないものに合わせたんだ。でも最終的に僕は強かった」

「1分54秒台後半、1分55秒台前半で走ることができた。これが違いを生んだんだ。レースは良かったし、反撃することができる、そこがいちばん重要な点だと思う」

「今日が“ダメな日”だったとしても5番手だ。そこは大事な部分だよ」

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