■経歴、経験値など様々な18名のライダーが争う
FIM Enel MotoE World Cup(以下、MotoE:モト・イー)は、2019年からはじまった電動バイクのチャンピオンシップです。MotoGPのヨーロッパ開催グランプリのうち数戦に併催され、2021年シーズンは6戦7レースが予定されています。
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MotoEを争う電動レーサーは、イタリアの電動バイクメーカー『Energica Motor Company』(以下、エネルジカ)の『Ego Corsa(エゴ・コルサ)』で、タイヤはミシュランによって供給されています。MotoEはマシン、タイヤともに単一のメーカーによって供給されています。
そんなMotoEには、どんなライダーが参戦しているのでしょうか。開催初年度の2019年、そして2020年は、12チーム18名のライダーによって争われました。2021年は1チームが参戦を見合わせたためにチーム数は11となりましたが、これまでライダー1人体制で参戦してきたチームが2人体制としたため、ライダー数は全18名のまま変更はありません。
ちなみにMotoE参戦チームは、MotoGP、Moto2、Moto3の各クラスを戦うプライベーターです。例えば、MotoGPライダー中上貴晶選手が所属するLCR Honda IDEMITSUは、MotoEではLCR E-Teamとして2名のライダーが参戦します。
ライダーの顔ぶれは、経歴や年齢層が広いと言えます。2019年には元MotoGPライダーのセテ・ジベルナウ選手や、ブラッドリー・スミス選手などが参戦。MotoGPやスーパーバイク世界選手権(SBK)、FIM世界耐久選手権(EWC)の参戦経験を持つライダーのほか、Moto3クラスやイタリア選手権、MotoGPへの登竜門と位置づけられるFIM CEV Repsol(以下、CEV)などに参戦してきた若手ライダーが参戦。ベテランと若手が混在するエントリーリストとなっているのです。
また、内燃機関のバイクレース、例えばEWCやCEVなどとダブルエントリーをするライダーも少なくありませんでした。MotoEはシーズン6戦7レースという少ないレース数で争われるチャンピオンシップですから、この傾向は2021年も大きく変わることはないでしょう。
こうした中で2019年、MotoEの初代チャンピオンに輝いたのは、当時22歳のマッテオ・フェラーリ選手でした。2020年には33歳のジョルディ・トーレス選手がチャンピオンを獲得しました。
前述のように、MotoEでは『エゴ・コルサ』とミシュランタイヤという、同じマシン、同じタイヤでの戦いとなります。MotoGPなどのようにメーカーによるマシンの違いはなく、さらに2020年までのレギュレーションでは、可能なセッティングの幅も広くはありません。彼らがこれまで走らせてきた内燃機関のバイクと電動バイクという違いはありますが、そうした適応能力も含めて問われます。つまり、より“ライダー”の実力を示すことができるレースである、と言えるでしょう。
さらにレース数の少ないチャンピオンシップ、短い時間の決勝レース(2020年時点で最大約13分)では1度の転倒、そしてリタイアが大きく響きます。MotoEはそうした側面でも、難しさをはらんでいます。
2021年は、初代チャンピオンのフェラーリ選手、2020年チャンピオンのトーレス選手が継続参戦の一方、18名中9名がMotoE初参戦ライダーです。2016年までMotoGPに参戦していたヨニー・エルナンデス選手も、2021年からMotoEのエントリーリストに名を連ねています。
そして今季、このエントリーリストに日本人ライダーの大久保光選手が加わりました。大久保選手は2016年から2020年まで、600ccクラスの市販車ベースのバイクで争われるスーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦。2019年にはランキング5位を獲得しています。2021年シーズンにAvant Ajo MotoEからMotoEに参戦する大久保選手は、日本人としては初のMotoEライダーとなります。
3年目のシーズンを迎えるMotoEで、大久保選手を含む18名のライダーが見せる新しい戦いに注目したいところです。
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みんなのコメント
次は国内放送のないMotoEですか?
以前から本人が興味を示していたと聞いていますが、
JSBからの誘いは無かったんだろうか?