車種別・最新情報 [2022.08.31 UP]
新型クラウンのすべて【5】おすすめグレード/ライバル
新型クラウンのすべて
【1】コンセプト&プロフィール
【2】エクステリア
【3】インテリア
【4】メカニズム&機能
【5】おすすめグレード/ライバル
かねてから噂されていた新型クラウンは、従来の王道セダンから路線変更。4つのモデルを展開する新世代ハイブリッドモデルシリーズとして登場することになった。まず最初に投入されるのは、SUVとセダンを融合させた「クロスオーバー」。その実力はどれほどのものだろうか?
●文:渡辺/陽一郎 ●写真:澤田和久/トヨタ自動車(株)
オススメグレードは?
先進装備をコスパ良く楽しめる
G アドバンストがベストバイ
クラウンクロスオーバーはハイブリッド+4WDの組み合わせ。パワーユニットは、2.5ℓエンジンをベースにしたタイプと、2.4ℓターボをベースにした仕様がある。WLTCモード燃費は、2.5ℓベースが22.4km/ℓと良好だが、2.4ℓターボはハイブリッドなのに15.7km/ℓまで下がる。しかも後者の使用燃料はプレミアムガソリンだ。2.5ℓなら、2.4ℓターボに比べて、燃料代を約34%節約できる。その代わり2.4ℓターボは動力性能が高い。このようにハイブリッドでも性格が異なる。
グレード構成は2.5ℓが5種類、2.4ℓターボは2種類を用意した。両タイプで装備と価格が近いのは、2.5ℓのGレザーパッケージ(540万円)と、2.4ℓターボのRS(605万円)だ。両方とも本革シートを標準装着する。価格はRSが65万円高いが、ショックアブソーバーの減衰力を電子制御で変化させるナビ連動型のナビAI・AVSも標準装着されるためハイブリッドの違いは正味価格で57万円くらいだ。この金額を目安に、動力性能、プレミアム/レギュラーガソリンを含んだ燃料代の違いなどを考慮して選択すると、客観的には2.5ℓハイブリッドが割安だ。
そこで2.5ℓハイブリッドのグレード選びを考える。X(435万円)は低価格だが、ディスプレイオーディオがオプション(37万5100円)になり、運転席の電動調節機能なども装着されない。それなら40万円を加えて、前述の装備を標準装着するG(475万円)を選びたい。
しかしこれでもクラウンクロスオーバーとしては装備に不満があり、最も推奨度の高いグレードはGアドバンスト(510万円)だ。パーキングサポートブレーキなどを含むセットオプションのドライバーサポートパッケージ1(17万9300円)が標準装着され、さらにGアドバンストにはカラーヘッドアップディスプレイ、デジタルキー、ハンズフリーパワートランクリッドなども加わる。これらの価格換算額は合計約35万円だから、GとGアドバンストの価格差と等しい。
さらに装備を充実させるなら、Gアドバンスト・レザーパッケージ(570万円)もあるが、価格はGアドバンストに比べて割高だ。60万円高いが、加わる装備はハイビーム状態を保ちながら対向車の眩惑を抑えるアダプティブハイビーム、4眼LEDヘッドランプ、助手席の電動調節機能など27万円相当。そうなると本革シートの価格換算額が33万円に達する。装備やシート表皮、価格とのバランスを重視すると、Gアドバンストのコスパが際立ってくる。
G“Advanced”
価格:510万円
バリエーション(ホイール/ボディカラー/インテリアカラー)
主要諸元&装備一覧
《新型クラウン クロスオーバー》ズバリ、ライバルになるのは?
ライバル筆頭はCX-60だが
トヨタの上級モデルも見逃せない
クラウンクロスオーバーのライバル車として、価格が近いのはCX-60だ。クラウンクロスオーバーは、前輪駆動ベースの4WDで登場したが、CX-60は、後輪駆動とこれをベースにした4WDを採用する。3.3ℓクリーンディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドを搭載するXDエクスクルーシブスポーツ&モダン(505万4500円)は、4WDも備えてクラウンクロスオーバーGアドバンストとほぼ同じ価格だ。安全装備の種類はクラウンクロスオーバーが充実するが、CX-60は動力性能を含めて運転感覚がスポーティで、内装もエクスクルーシブスポーツ&モダンならかなり上質になる。
都会派SUVでは、同じトヨタのハリアーも人気のライバル車だ。最上級のZレザーパッケージ4WD(504万円)は、クラウンクロスオーバーGアドバンストと同等の価格で、本革シートを備える。クラウンクロスオーバーGアドバンストレザーパッケージに比べると60万円以上安い。
さらに販売の好調な存在感の強い高価格車では、ミニバンのアルファードもライバル車に入る。2.5ℓ直4エンジンを搭載してエグゼクティブパワーシートを備えた人気のS・Cパッケージ(493万5600円/4WD)は、前述のライバル車と同等の価格に収まる。つまり今後の国産上級車種では、500万円前後の価格帯が新たな激戦区になりそうだ。
なお、購入の際には納期には注意したい。生産開始はレザーパッケージなどを含めてGアドバンストが先行しており、X、G、RSなどは23年1月以降だ。発売は秋頃で、販売店では「納車の開始は9月頃で、試乗車も同じ頃に配車される」とのことだ。
MAZDA CX-60
価格:299万2000~626万4500円
TOYOTA ハリアー
価格:299万~504万円
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