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欧州での「ブレークスルー」につながる? レクサスLBX 長期テスト(1) 想像以上に車内は広い!

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欧州での「ブレークスルー」につながる? レクサスLBX 長期テスト(1) 想像以上に車内は広い!

レクサスのブレークスルー・クロスオーバー

レクサスのラインナップを見ると、ジャガーFペイス級のSUVはRXで、アウディQ5に伍するのはNX、BMW X1に並ぶUXと、これまでモデル名は2文字で統一されてきた。だが、同ブランド最小の新型クロスオーバーは、LBXと3文字だ。

【画像】欧州での「ブレークスルー」につながる? レクサスLBX 競合サイズのクロスオーバー ヤリス・クロスも 全164枚

このLBXは、レクサス・ブレークスルー・クロスオーバーの頭文字。ちなみに、RXはレディエント(輝かしい)・クロスオーバー、NXはニンブル(機敏な)・クロスオーバー、UXはアーバン・クロスオーバーの略だという。

レクサスが3文字を与えた例は、過去に1台だけある。V10エンジンのスーパーカー、LFAだ。「走行性能でブランドの異なる側面を表現したLFAのように、LBXも現状へ挑戦し、コンパクト・クロスオーバーを再定義するでしょう」。と主張されている。

LBXがブレークスルーになって欲しいと、同社は強い期待を寄せている。若いターゲット層へ訴求し、過去最大の販売数になると予想している。

少し鋭い人たちは、5000ポンド(約102万円)上乗せされ、Lのエンブレムが貼られたトヨタ・ヤリス・クロスなのではないか、と勘ぐるかもしれない。確かに、この2台はTNGA-Bプラットフォームとハイブリッド・パワートレインを共有している。

とはいえ、しっかり差別化されているように思う。ボディサイズは僅かに異なり、LBXの方が長く広く低い。開発も別々に進められた。乗り心地と操縦性は、より最適化されているという。見た目も、まったく異なる。

BEV仕様なしで成功への1歩は踏み出せる?

長期テストにやってきたLBXは、英国仕様のプレミアムプラス・デザインというグレード。7段階あるうちの中間に位置する。英国価格は、ベースグレードから約5500ポンド(約112万円)高くなる。

四輪駆動のトップグレードでなくても、装備は非常に充実している。18インチ・ホイールにヘッドアップ・ディスプレイ、ブラインドスポット・モニター、12.3インチ・タッチモニター、シートヒーター、ワイヤレス充電パッド、パワーテールゲートなどが付く。

トップグレードは特別な18インチ・アルミホイールを履き、高音質のマークレビンソン社製オーディオが組まれるという。テスト車両のミドルグレードでも、大きな不満はなさそうだ。

英国仕様のパワートレインは1択で、1.5L 3気筒ガソリンエンジンのハイブリッドのみ。最高出力は135psと目立ったものではなく、0-100km/h加速は9.2秒。そのかわり、カタログ上の燃費は21.7km/Lと驚くほど優れている。

電動化が進む欧州市場において、プラグイン・ハイブリッドや電気モーター仕様が予定されていないことに、疑問は感じる。それでも、英国の販売数の3割以上をLBXが占めるとレクサスは見積もっている。成功への1歩を、無事に踏み出すことはできるだろうか。

想像以上に広い車内 慣れないシフトレバー

筆者はロンドンに住んでいるから、コンパクトカーの便利さがわかる。だが、チャイルドシートやベビーカーがかさばることも知っているから、LBXの車内は充分広いのか初めは不安視していた。

しかし、比較的身長の高いカメラマンは、今回の撮影で前後のシートへ快適に座っていた。荷室容量も402Lと、実はこのクラスとしては大きめ。僅かに全長の長いアウディQ2より、2L小さいに過ぎない。形状もスクエアに仕上げてある。

結果として、チャイルドシートと子供用のストライダーは、問題なく載せられた。大きなスーツケースはどうだろう?

インテリアはブラック基調だが、スマートなデザインでプレミアム感がある。タッチモニターは大きく、シートや内装の仕立ては高品質。カラーは、アイボリーを選んだ方がオシャレだと思うけれど。

筆者が乗り始めて1週間ほど経つが、シフトレバーは慣れない部分の1つ。デフォルトの位置から前へ倒すとRへ入り、後ろへ倒すとDに入るのだが、直感的だとは思えない。これはトヨタやレクサス特有かと思っていたら、BMW iX3でも同じ配置らしい。

トランスミッションは、トヨタ式ハイブリッドの定番といえる、e-CVT。良い印象を残していないユニットといえるが、LBXの味付けは違うようだ。想像以上にフィーリングが改善されている。負荷が高まると、不自然に回転数が上昇するのは変わらないが。

LBXは、レクサスの期待通りに欧州市場で機能するだろうか。長期テストで、ブレークスルーにつながる魅力を確かめてみたい。

セカンドオピニオン

欧州市場では、小型モデルの支持率は高い。また、大型モデルでなければ高級車になれないというルールもない。LBXを、筆者は好きになれる気がする。

発表会では、LBXのアイデアを好ましく感じたし、共感できる特長も備わると思えた。長期テストを通じて、レイチェルは新しく小さなレクサスを好きになれるだろうか。 ジェームス・アトウッド(James Attwood)

テストデータ

テスト車について

モデル名:レクサスLBX ハイブリッドFWD プレミアムプラス・デザイン(英国仕様)
新車価格:3万5595ポンド(約726万円)
テスト車の価格:3万6265ポンド(約740万円)

オプション装備

メタリック・バイトーン塗装:670ポンド(約13万7000円)

テストの記録

燃費:21.7km/L(WLTP値)
故障:なし
出費:なし

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みんなのコメント

3件
  • Lore in
    レクサスのSUVはLX以外横置きの直4エンジン
    欧州車と比較する意味がわからん
    こうやってライバルだと思わせるような情報操作をして
    価格設定をぼったくってる🤣
  • ザ・ファイナル・タカヒロ
    安月給なのに見栄っ張りの困った奴が命がけの10年フル残クレで乗る超絶ハリボテボッタクリ車www
    3発手動リクライニングww
    ヤリクロちょっといじっただけのガチのボッタクリ車w
    ホントごめんけど見かけたら指さしてワラウw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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