競合が起こるとすればブランディングの問題
このところ、大型クーペの「LC」が登場、フラッグシップサルーン「LS」がフルモデルチェンジを果たすなど、レクサスのラインアップが一新されている。さらにジュネーブショーでは2018年冬に発売予定のコンパクトSUV「UX」をワールドプレミアするなど、その勢いは止まらない。
レクサス新型SUV「UX」が世界初公開! 日本発売は2018年冬を予定
「UX」は新開発2リッターエンジン、2リッターハイブリッドを搭載することがアナウンスされている。全長4495mmと、Cセグメントのど真ん中といえるボディサイズもあって、身近なレクサスとなりそうだ。
そうなると、価格帯からもトヨタ車とオーバーラップすると想像したくなる。フラッグシップ級を除くと、レクサスとトヨタのモデルは、プラットフォームやパワートレインは共通している部分も少なくない。そこに身近なレクサスが出てくると、オーバーラップしているトヨタ車と競合モデルとしてカニバリ(共食い)になってしまうのではないだろうか? という話も出てくる。しかし、そうはならないだろう。
というのも、すでにレクサスとトヨタでカニバリになってもおかしくないモデルというのは存在しているが、そうした問題は起きていないからだ。そのモデルというのはトヨタ・プリウスとレクサスCTだ。乱暴にいえば3代目プリウスの兄弟車といえるレクサスCTの価格帯は377万円~477万円、3代目プリウスのメーカー希望小売価格が217万円~334万円だったことを考えると、明確に差がつけられていた。
TNGAを幅広く採用した現行プリウスの価格帯も、約240万円~320万円(FF)となっていることを考えても、やはりオーバーラップしないよう考慮されていると明確に感じられる。もちろん、こうした価格設定がレクサスを割高に感じさせている面もあり、数を売りたいと思えばコンパクト系ラインアップについては、リーズナブルな価格設定とすべきという見方もあるだろう。
そうなるとレクサスUXとトヨタ・ハリアーあたりが価格的に競合関係になってしまうかもしれない。一方で、レクサス販売店舗の数はトヨタ各店に比べて少ない上に、UXとハリアーではボディサイズが異なるため比較対象になりづらいともいえる。
そもそも異なるブランドにおいてプラットフォームやパワートレインを共有しているケースとしては、たとえばアウディとフォルクスワーゲンという関係がある。この2ブランドにおいて、実質的な兄弟車は存在するが、それを競合させて考えるユーザーは、それほどいないだろう。しっかりとブランドを確立していれば、カニバリという問題は起きない。
もし、新モデル「UX」のデビューに合わせて、レクサスとトヨタで競合させようというユーザーが多く見られるようなら、それは商品力というよりもブランディングの問題といえる。はたして、市場がどのように受け止めるのか、非常に興味深い。
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