■シンプルな中型ハッチバックとして生まれ、アッパーミドルセダンへ
ホンダは、1972年に発売し好調な販売を続けていた「シビック」からステップアップするドライバーに向けて、1976年に中型ハッチバックの「アコード」を発売しました。
なぜホンダの技術はマネされない? 他社が「センタータンク」採用しない理由
アコードは「レジェンド」が発売されるまでは、ホンダのフラッグシップモデルでした。
デビュー当初はオイルショック後だったこともあり、省燃費化と厳しくなる排ガス規制へ対応。1.6リッターエンジンを搭載した3ドアハッチバックでスタートし、後に4ドアセダンが追加され、1.8リッターや2リッターエンジンを搭載するなど、代をかさねるたびに大きくなっていきます。
そして「エアロデッキ」や5ドアワゴンなどのバリエーションも増え、5代目からは全車3ナンバーサイズへ拡大。2.2リッターエンジンを搭載したスポーティグレード「SiR」をラインナップするなどして、幅広いユーザーを獲得しました。
2017年に発表された10代目アコードは、9代目よりワイド&ローなボディーを持ちながら先代のイメージも色濃く残した仕上がりで、日本での発売は2020年とされています。
そんなアコードの初代と最新モデルを紹介します。
●CVCCエンジンの省燃費・低公害で話題となった初代アコード
狙って発売されました。
省燃費・低公害を特長としたシビックのエンジンを、低コストで排気量アップして1.6リッター化。「CVCC」(副燃焼室を持つ複合渦流調整燃焼方式)によって、触媒などを持たずに排気ガス規制値をクリアしていましす。
その1.6リッター直列4気筒エンジンは最高出力80馬力/最大トルク12.3kgmで、車両重量835kg(SL・4MT車)に対しては十分なものでした。
また、全長4105mm・全幅1620mm・全高1340mmの3ドアハッチバックは前輪駆動で、客室内寸法も長さ1745mm・幅1315mm・高さ1120mmです。
同クラスの他社モデルはFR駆動が主流のため、後席ではフロアトンネルの膨らみが少ない分だけ広く感じられました。
グレード構成は、もっともベーシックな「SL」から「GL」、「LX」、トップグレードの「EX」4つで、EXにはパワーステアリング、カセットつきAM/FMステレオラジオ、デジタル時計、3点式ELRシートベルト、間欠ワイパーなどを標準装備。
これは当時としては上級モデルの装備に匹敵するもので、4ドアセダンが追加されるとシビックからの乗り換えだけでなく、幅広い層に受け入れられました。
■「北米カー・オブ・ザ・イヤー」受賞! 洗練されたルックスの10代目
●ヨーロッパの高級セダンのようなルックスで「グローバルセダン」に相応しくなる10代目
2017年に発表され、同年、北米で発売された10代目アコードは、「2018年北米カー・オブ・ザ・イヤー」やカーアンドドライバー誌の「エディターズチョイス」をはじめ、世界で30以上の賞を受賞するなど、非常に高い評価を受けました。
新たな時代の人とクルマのありかたを見つめた新型アコードは、新しいプラットフォームを採用し、ワイド&ローでより軽量かつ剛性の高い洗練されたシャシを持っています。
また、新しいパワーユニットは、アコード初のターボエンジンと10速AT、第3世代の2モーターハイブリッドシステムが搭載されました。
カナダ仕様の「アコードセダン」に搭載されているエンジンは、最高出力192馬力の1.5リッター直列4気筒ターボと、252馬力の2リッター直列4気筒ターボ。
「アコードハイブリッド」には、最高出力143馬力の2リッター直列4気筒エンジンに、181馬力のモーターを組み合わせ、システム最高出力は212馬力となっています。
※ ※ ※
セダンの販売が縮小している国内市場で、ホンダが満を持して発売する新型アコード。
ホンダは、2019年10月に開催される「東京モーターショー」ホンダブースにて、国内市販予定モデルを先行公開する予定です。
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