現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ルノー・日産・三菱の「関係強化」で何が起こる? 気になる「新登場車種」とは

ここから本文です

ルノー・日産・三菱の「関係強化」で何が起こる? 気になる「新登場車種」とは

掲載 更新 45
ルノー・日産・三菱の「関係強化」で何が起こる? 気になる「新登場車種」とは

 各社がラインアップする車種の選択と集中が進む

 日産は2019年度決算発表の前日、ルノー日産三菱アライアンスは3社による新たなる取り組みについて公表した。言い方を変えると、アライアンスが全体の方向性を示し、それに従って日産の将来構想がある、ということだ。

ゴーン容疑者の功罪! カルロス・ゴーン氏がいなければ誕生しなかったであろう日産車5選

 そのアライアンスについて、3社のトップが記者会見のなかでもっとも強調したのが「リーダーとフォロワー」という考え方である。一般的な表現でいえば、選択と集中だ。つまり、餅屋は餅屋、役割分担、ということである。

 とはいえ、そもそもアライアンスとは、協業する各社の強みを生かすことであり、選択と集中について「何をいまさら」という感じもある。それでも、あえて今回「リーダーとフォロワー」と銘打ったということは、「切るものは、思い切って切る」「変えるものは、思い切って変える」という経営サイドからの強い意志表示だと受け取るべきだと思う。

 では今後、どんなモデルが登場するのだろうか? 端的に、兄弟車が増える。「標準化を従来のプラットフォームからアッパーボディまでの適用に拡大」と明記しているからだ。その上で、仕向け地(販売する国や地域)を明確に分けることになる。例としては、日産の北米向け「ローグ」と日本向け「エクストレイル」。さらに、欧州向けを強く意識してPHEV機能搭載の三菱「アウトランダー」という展開がある。

 話題のキックスは次期型からさらに重要な戦略車になる

 また、「キックス」については、これまで南米、中国、中近東、北米で採用した商品性とは異なり、日本仕様(タイ仕様含む)にe-POWER搭載と新色外装色、上質な内装で加飾した。

 2025年以降については、「コンパクトSUVの刷新は日産がリードする」としており、これは次期キックスを意味するのだろう。またBセグメントSUVはルノーがリード。それまでは、日産の「マグナイト」が中継ぎ登板となる可能性がある。

 また、気になるのは「東南アジアと日本において、アライアンスのメンバー各社は、日産と三菱で協業した軽自動車のような本枠組みをさらに活用する機会を検討」という表現を使っているところだ。商品企画の統合や生産工場を再編し、本格的な兄弟車が軽以外でも登場することを視野に入れているのだろう。

 このほか、スポーツカー分野は、「Z」、「スカイライン」、「GT-R」はブランディングの観点から継続の方向だが、「スカイライン」についてはインフィニティブランドとのすみ分けが進むだろう。

 EVについては、中型以上では「アリア」がリーダーとなるが、重要なことは新車を売るだけではなく、仕向け地それぞれの社会事情にあったコネクティビティ技術を活用したサービス事業の構築となると見るのが妥当だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
くるくら
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
くるまのニュース
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
くるまのニュース
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
Merkmal
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
ベストカーWeb
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
WEB CARTOP
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
AUTOSPORT web
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
レスポンス
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
乗りものニュース
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
あれぇぇ!? [ノートオーラNISMO]と[シビックRS]を比較してみると意外な結果
ベストカーWeb
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
レゴ、F1全チームをテーマにした製品を2025年1月1日から販売開始。往年の名車ウイリアムズFW14Bなど“オトナ向け”製品も3月に発売
motorsport.com 日本版
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
ホンダが「凄い施設」を初公開! 夢の「全固体電池」実現に一歩前進!? パイロットラインを栃木で披露
くるまのニュース
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
AUTOSPORT web
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
ダイハツが新型「軽SUV」発表! 打倒「ジムニー!?」な“5ドア”モデル登場! タフすぎる「ゴツ顔×カクカクボディ」採用した“新型タフト”138万円から発売!
くるまのニュース
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
MotoGPマシンデビューの小椋藍選手 初走行の印象は……【MotoGPバルセロナ公式テスト】
バイクのニュース
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
ゼンリン、パナソニックのカーナビ「Strada」向け最新地図データ発売へ…12月2日
レスポンス
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
下取り額爆上がり? アルヴェルのドアの速さまで変えられるトヨタの[KINTO FACTORY(キントファクトリー)]がすごい!
ベストカーWeb
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
チャンピオン争いで明暗を分けた要因と変化がもたらす2025シーズンへの期待/MotoGPの御意見番に聞くソリダリティGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

45件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村