■新基準により、装着不可なナンバーフレームが現れるか
クルマのオプションには、どの自動車メーカーからも販売されている定番装備がありますが、そのひとつが「ナンバーフレーム」です。この装備は純正パーツだけでなく、用品メーカーが製造した商品も売られています。
しかし、ナンバーフレームの装着規則は2016年に変更されており、なかには装着できなくなった商品が出てきているといいます。いったい何が変わったのでしょうか。
ナンバーフレームは、主にナンバープレートのデザイン性を向上させる目的で装着される装備です。純正品・汎用品ともに多くの商品が市場に出回っており、装着されたクルマも見かけられます。
ナンバーフレームの装着率に関するアンケートでは、43%のユーザーが「装着している」と回答しました。
愛車に装着していると回答したユーザーは「ナンバープレートの周囲に何も無いと、寂しい印象を受けたので装着しています」といいます。
また「洗車中にナンバーで手を切った経験があるから」というものや「ナンバープレートの曲がりを防止するため」という実用性の理由で装着しているという意見もあります。
ところで、回答者のなかには「昔は某用品メーカーの商品のを使用していましたが、ナンバーフレームの基準が変わったことを知ったので、今は装着していません」と話す人がいました。いったい、基準はどのように変わったのでしょうか。
国土交通省と警察庁は、2016年2月1日にナンバープレートの表示に係る新たな基準について発表し、2016年4月1日から施行しています。
施行から5年間は猶予期間となっていますが、2021年4月1日以降に初めて登録・検査・使用の届け出があるクルマからは全面適用となります。
この変更内容について、国土交通省は次のように説明します。
「ナンバープレートに関して、これまでは『番号を判読できるよう見やすく表示しなければならない』とだけ定められていましたが、新基準によりナンバーフレームの幅や厚さの基準が数値で明確に規定されました。
具体的な幅と厚さについて説明すると、幅は上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下でなければなりません。また厚さは上部6mm以下(上部の幅が7mm以下の場合は10mm以下)、左右と下部は30mm以下までに制限されます。
ナンバーフレーム以外では、ナンバープレートの表示部分を覆う透明カバーの装着や、プレートの折返し行為、回転させての取り付けは禁止となります」
※ ※ ※
「今は使用していない」とコメントした前述のユーザーが指摘した内容は、この新基準のことを指していると思われます。
また、外枠が比較的厚いナンバーフレームをつけて走行しているクルマが稀に見られることから、この新基準の存在を知らないユーザーも少数いると推察されます。
交通ルールの遵守という観点から、全面適用される前の2019年現在の段階でも、ナンバーフレームが新基準を満たしているか意識することが求められているのが現状です。
■「定番」のナンバーフレーム、エリアごとの装着率は?
一方、数あるオプション品のなかでは比較的「定番」だといえるナンバーフレームですが、すべてのクルマが装着している訳ではありません。
装着率が9割ともいわれているフロアマットが車内の防汚効果を狙った装備であるのに対し、ナンバーフレームはデザイン性の向上を期待して購入するから、ということが理由として考えられます。
見た目の好みによって装着するかが分かれるナンバーフレームは、売上に地域差があるのでしょうか。マツダの担当者に聞いたところ、次のようにコメントしています。
「弊社の最新モデル(マツダ3)でナンバーフレームの販売状況を確認しましたところ、傾向としては中国/四国/九州エリアをはじめとした西日本地方で装着率が高いようです」
また、ホンダの担当者は「弊社では、この商品は純正用品の関連会社『ホンダアクセス』が各ディーラーに販売施策をすすめており、売上額が純粋なお客様の嗜好を反映しているとはいえない」としつつも、過去2年の装着率が高かったのは中国/四国/九州エリアだったと明かしています。
一方、スバルの担当者は「新車の販売台数の多い都市部エリアでの売上が高くなる傾向にあります。理由としては車両の付属品であるため、販売台数に比例しているからと考えられます」と、メーカーによって状況が同じとはいえないようです。
※ ※ ※
クルマの装備には、定番品からニッチな商品までさまざまなものがあります。周りのクルマにはどんな装備が付いているか、観察すると新たな発見があるかもしれません。
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