アウトドア&カスタムカーのイベント「Let’s Chill Out!」が相模原で開催
アウトドア&カスタムカーを軸に、カーショーとオートキャンプが融合した新しいスタイルのイベントが「Let’s Chill Out!(レッツチルアウト)」だ。2022年は6月に朝霧フードパークで開催し、さらに今回、秋の部として11月5日(土)~6日(日)の2日間、神奈川県相模原市のシティプロモーションイベント「潤水都市さがみはらフェスタ」との共催で、相模総合補給廠一部返還地にて開催された。
スズキ「ジムニー」にボディと一体化する「ルーフテント」誕生! 「ムーンクラフト」設計だからエアロ効果も間違いなし
会場に咲き乱れたルーフテントの花
キャンプをしながら楽しめる「Let’s Chill Out!」の会場のなかで、さまざまなカスタムとともに目についたのが、クルマのルーフの上で開いたテントの花。会場中に咲き乱れていたその花を収集すべくカメラを手に回ってみると、ひと言にルーフテントといっても、さまざまなスタイルがあるようだ。
ルーフの上にテント状のものがあるスタイルといえば、旧い年代ではフォルクスワーゲン「タイプ2」(ワーゲンバス)のキャンパーの「ポップアップルーフ」を思い浮かべる人も少なくないだろう。国産車でもマツダ「ボンゴフレンディ」のオートフリートップ仕様などが設定され、一時注目を集めていたことを覚えている人もいるはずだ。これらのクルマはボディ自体に加工が施されているため、基本的には取り外すことはできなくなっている。また現在では価格が高騰していたり、程度の良いクルマを探すのも難しくなっているようだ。
スペースの有効活用が最大の魅力
今回、「Let’s Chill Out!」の会場で大半を占めていたのは、前記のようなタイプではなく、ルーフキャリアの上にテントを固定するタイプだ。
大きく分けると3タイプあり、【1】片側を開くだけで展開できるタイプ、【2】上部のシェル全体を持ち上げて展開するタイプ、【3】通常のテントのように展開するタイプ。会場では1と3のタイプが多かったようだ。
それぞれのタイプでメリット・デメリットがあるが、全体的なメリットとしては室内のラゲッジスペースがテントの分だけ軽減できる、ペグなどを打つ必要がないものが多くテントの設置がラク、テントが前後左右に展開せずルーフ内に収まるタイプでは駐車スペースのみでテントを使用できるのでどこでも展開できる(ルールとマナーを守ることを前提)、などが挙げられるだろう。
今どきは風切り音も気にならない?
デメリットとしては、クルマの重心が高くなると同時に全高も高くなる、走行中の風切り音が気になるなどだが、風切り音に関してはトップにFRPなどが使用されるシェルタイプを使用しているオーナーに関しては、それほど気にならないとの声も聞くことができた。また、常時積みっぱなしというオーナーが多いため全高が高くなるのは気になるところだが、テント分の車内の荷物が減るためワンボックスやSUVなどではなく、あえて車高の低いワゴンタイプのクルマを選択し、立体駐車場などにも対応しているオーナーもいた。
* * *
さまざまな展開スタイルに加え、手動タイプや電動開閉タイプなど開閉方式も色々と用意されているルーフテント。オーナーのライフスタイルとクルマに合わせて、多彩な選択肢が広がっているので、あれこれ思案してみるのも楽しいだろう。
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みんなのコメント
日本みたいな気候だと対策しないといけない問題が多そう