先週、突如浮上したF1マイアミGPの開催計画。早ければ2019年から開催されるとみられていて、マイアミのフランシス・スアレス市長や、5人の委員のうち3人が、この計画を強力に後押ししているという。
この計画を次の段階に進めていくべきかどうか、5人の委員は投票を行う予定だ。しかし、前述の通り既に3人が計画を支援することを表明しているため、この投票は問題なく通過することになりそうだという。
マイアミGPのレイアウト案が初公開。橋を渡るバクー似のコースに
この決議が現実のものとなれば、市マネージャーのエミリオ・ゴンザレスが、F1側との交渉を進めていくことになる。
ゴンザレスには、市委員会による今後の分析を進めていくためにも、7月1日までに開催都市契約を取りまとめることが求められている。ゴンザレスは、最近までマイアミ国際空港を運営していた、元アメリカ陸軍大佐である。
今回の計画で複雑なことのひとつは、ドッジ島へアクセスする橋を使用するよう提案したことである。これはマイアミの港へアクセスする主要ルートであり、F1開催中は通行できなくなるとみられる。代替ルートとしてトンネルは存在しているものの、同港のディレクターが、期間中の港へのアクセス制限に同意する必要があるだろう。
マイアミ市委員のひとりであるケン・ラッセルは、今回のF1計画について次のように語った。なおラッセルは、前述のF1マイアミGPの開催を後押しする委員3人には含まれていないものの、このプロジェクトに賛成する意向を語っている。
「マイアミの街には、F1と同様に非常にエキサイティングなブランドがある」
ラッセルはそうmotorosport.comに語った。
「F1のファンは、ここでのレースを見たいだろうと、我々は考えている。そして願わくば、共に働ける何かがあればいいと思う。我々は楽観的であるが、木曜日が議論の第一歩となるだろう」
「港は、橋があったりして、非常に魅力的なコースになっている。素晴らしい眺めと共に、ふたつの島が結ばれているのを見ることができる。それはレースには素晴らしい要素となるだろう。理論的には、混雑したダウンタウンで行うより、よりハードルが低い」
今回のレースでは、プロモーターは億万長者のステファン・ロスが務める予定だ。しかしF1オーナーのリバティ・メディアは、開催権利金を支払うような伝統的なスタイルは沿わないだろうと示唆する。
マイアミGPの提案書には、次のように書かれている。
「マイアミのガイダンスの後、レースの開催を可能にするための、これまでにない形の商業面のモデルが開発されている」
ある情報筋によれば、この計画はF1とプロモーターの間でリスクや収益を共有する形の、ジョイントベンチャーになっている可能性がある。また、モナコだけに許されてきたような”自由な契約”である可能性もあるという。
この件について尋ねられたF1会長のチェイス・キャリーは、詳細を語ることはなかった。しかしその一方で、各国のレースがそれぞれ独自の契約を持っていることを改めて認めた。
「すべての契約は独自のモノである」
そうキャリー会長は語る。
「現実的には、この(マイアミGPの)契約はまだ完了していない。我々は確かに、前に進んでいくためのいくつかのステップを踏んでいる。しかし、それぞれの契約は固有のものだ。そしてアメリカに進出し、市場を開拓していくならば、独自の側面を持つことになることを、我々は分かっていたと思う」
「しかしこれは、他の場所で行っている他の契約にも当てはまることだ。多くの人々が、それらの契約はすべて同じようなものだとみなしている。しかし実際には、スポンサーシップやホスピタリティの周囲には不確定な要素があり、それ以外の要素も入ってくる。例えば、公道レースとサーキットレースでは、その経済性も異なる」
「ファンの意見としても、ビジネス的な意見としても、そういう構造が我々に本当にエキサイティングなレースを与えてくれる。それが実現することを信じているし、実現してほしいと思う。このレースが我々にとっての、カレンダー上で最も特徴的なレースになることを信じている」
当初の計画では、マイアミGPは6月下旬のカナダGP前後に開催することが目指されていた。その理由は、NBA(アメリカのプロバスケットリーグ)のシーズンを避けることにあった。なぜなら、マイアミヒートの本拠地であるアメリカン・エアラインズ・アリーナは、F1サーキットのど真ん中に位置しているからだ。
しかし最終的には、オースティンやメキシコGPとの調和を図るため、10月の開催が目指されることになった。ちなみに2017年の10月には、マイアミ・ヒートのホーム戦が8試合行われ、そのうち4試合は最後の週に開催された。
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