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高性能クロスオーバーEVの日産アリアのNISMOモデルが正式発表。合わせて日産アリアの全グレードを発売

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高性能クロスオーバーEVの日産アリアのNISMOモデルが正式発表。合わせて日産アリアの全グレードを発売

 日産自動車は2024年3月8日、100%電気自動車のクロスオーバーEV「アリア(ARIYA)」のNISMOモデルとなる「アリアNISMO(ARIYA NISMO)」を正式発表。合わせて通常モデルのB6 2WDの注文受付を再開するとともに、B6 e-4ORCE、B9 2WD、B9 e-4ORCE、B9 e-4ORCEプレミアを発売した。

車両価格は以下の通り。

軽商用バンの日産クリッパーに電気自動車の「クリッパーEV」を設定

■アリアNISMO

アリアNISMO B6 e-4ORCE:842万9300円

アリアNISMO B9 e-4ORCE:944万1300円

■アリア

アリアB6:659万100円

アリアB9:738万2100円

アリアB6 e-4ORCE:719万5100円

アリアB9 e-4ORCE:798万7100円

アリアB9 e-4ORCEプレミア:860万3100円

なお、発売はアリアB6 e-4ORCE、B9 2WD、B9 e-4ORCE、B9 e-4ORCEプレミアが本年3月下旬、アリアNISMOが本年6月を予定している。

 まずは新登場のアリアNISMOから紹介していこう。

 通常モデルのアリアB6/B9 e-4ORCEをベースとするアリアNISMOは、電動パワートレインの出力アップや空力性能の向上、専用シャシーおよび電動駆動4輪制御技術の採用、NISMO専用シートの装着などを実施して、NISMOの性能コンセプトである「より速く、気持ち良く、安心して走れる車」に基づき、高い安定性と軽快さを実現し、走りの上質感をいっそう磨き上げたことが特徴である。

 エクステリアについては、エアロダイナミクス性能を高めるNISMOらしいダイナミズムを体現したことが訴求点。空力性能を向上させるためにレースカーの知見を数多く取り入れ、EVとして特に重要な空気抵抗の低減とダウンフォースの向上を、高い次元で両立させる。具体的には、赤いアクセントラインを入れた前後アンダースポイラーおよびドアアンダーフィニッシャーやドアミラー、NISMO専用の前後バンパー、NISMO専用フロントオーバーフェンダー、NISMO専用リアデッキスポイラー、前後NISMOエンブレム、NISMO専用リアLEDフォグランプなどを標準装備。オプションとして、NISMO専用フードデカールも用意する。足もとにはNISMO専用エンケイ製8.5J×20アルミホイール+ミシュランPILOT SPORT EV 255/45R20 105W XLタイヤを組み込んだ。ボディサイズはベース車比で55mm長く、それ以外は同寸の全長4650×全幅1850×全高1650~1660mm/ホイールベース2775mmに設定。車重はNISMO B6 e-4ORCEが2080kg、NISMO B9 e-4ORCEが2210kg~2220kgに仕立てる。ボディカラーはNISMO専用色のNISMOステルスグレー/ミッドナイトブラックP 2トーンのほか、プリズムホワイト3P、ダークメタルグレーM、ミッドナイトブラックP、プリズムホワイト3P/ミッドナイトブラックP 2トーン、ディープオーシャンブルーP/ミッドナイトブラックP 2トーンという計6色をラインアップした。

 インテリアに関しては、高い質感と高揚感を誘うデザインを採用して、EV NISMOのフラグシップモデルらしいキャビン空間を創出する。NISMO専用本革巻きステアリングにはレッドセンターマーク入りのDシェイプタイプを配し、合わせてNISMO専用ハプティクススイッチ付ブラック木目調パネル&金属調レッドメタルフィニッシャーにはNISMOロゴを配備する。エクステリアと同様、センターコンソールボックスや金属調パワースイッチなどに赤いアクセントラインを入れて、NISMOモデルらしさを強調したことも特徴である。一方でシートについては、スエード調と合皮のコンビネーション表皮を張ったうえでレッドのステッチを入れたNISMO専用シートを装着。前席にはNISMOロゴも刻む。さらに、機能装備としてNISMO専用アドバンスドドライブアシストディスプレイ(12.3インチカラーディスプレイ)やNISMO専用行燈照明(レッドライティング)を装備。オプションとして、NISMOモードをオンにするとフォーミュラEマシンのようなEVサウンドを発する、NISMO専用BOSE Premium Sound System&10スピーカー(NISMO専用EVサウンド)を用意した。

 パワートレインついては、モーターの最高出力をベース車比で約10%向上させたことがトピック。NISMO B6 e-4ORCEではベース車の最高出力250kWから270kWに、NISMO B9 e-4ORCEではベース車の最高出力290kWから320kWに出力アップする。最大トルクはNISMO B6 e-4ORCEが560Nm、NISMO B9 e-4ORCEが600Nmと、ベース車と同数値。組み合わせるリチウムイオンバッテリーの総電力量も、NISMO B6 e-4ORCEが66kWh、NISMO B9 e-4ORCEが91kWhと、ベース車を踏襲する。一方でNISMO専用の加速チューニングを施し、アリアの持つ圧倒的な動力性能をさらに引き上げ、気持ちのよい加速を実現。さらに、ストレスなく走れるリニアな加速特性を目指してSTANDARDとNISMOの2つのドライブモードに専用チューニングを施した。

 シャシーを構成する各部品にも、NISMO専用のチューニングを実施。車両の安定性と回頭性を高め、軽快でなめらかな走りを具現化する。また、制動機構には高温まで効きの変化が少ないスチール材を配合した高性能なフロントブレーキパッドを配備。合わせて回生制御をチューニングして安心感の高いブレーキフィールを実現した。さらに、電動駆動4輪制御技術にもNISMO専用のセッティングを施した「NISMO tuned e-4ORCE」を採用し、限界走行時においてより高いライントレース性を成し遂げている。

 注文受付を再開するB6 2WDと、リリースを開始するアリアB6 2WD、B6 e-4ORCE、B9 2WD、B9 e-4ORCE、B9 e-4ORCEプレミアに話を移そう。

 B6 2WDは通勤や買い物などの日常使いに加えて、週末のドライブにも十分な航続距離を持つグレード。また、B9 2WDはよりロングドライブを楽しみたいユーザーに向けたグレードとして設定する。さらに、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載するB6 e-4ORCEとB9 e-4ORCEは、前後2基の高出力モーターと左右のブレーキを統合制御することで4輪の駆動力を最適化し、あらゆるシーンや路面状況においてワクワクした走り、そして乗る人すべてに快適な乗り心地を提供。そして、B9 e-4ORCEプレミアはロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や、20インチ専用アルミホイール、本革シートといった特別なアイテムを標準で採用している。

 電動パワートレインに関しては、ユーザーのニーズに合わせた2種類のバッテリーサイズと2種類の駆動方式を設定する。具体的には以下の通り。

■アリアB6 2WD

バッテリー総電力量66kWh/最高出力160kW/最大トルク300Nm/一充電走行距離(WLTCモード)470km

■アリアB6 e-4ORCE

バッテリー総電力量66kWh/最高出力250kW/最大トルク560Nm/一充電走行距離(WLTCモード)460km

■アリアB9 2WD

バッテリー総電力量91kWh/最高出力178kW/最大トルク300Nm/一充電走行距離(WLTCモード)640km

■B9 e-4ORCE

バッテリー総電力量91kWh/最高出力290kW/最大トルク600Nm/一充電走行距離(WLTCモード)610km

■B9 e-4ORCEプレミア

バッテリー総電力量91kWh/最高出力290kW/最大トルク600Nm/一充電走行距離(WLTCモード)560km

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みんなのコメント

8件
  • pyx********
    日本では値上げ120万、外国では値下げ
    性能面では変更無しである

    ニスモはいいけど、高すぎる
    性能面では、テスラモデルYのロングレンジなみ?価格はモデルYパフォーマンス、ポルシェタイカンなみ、モデルSに手が届きそう!サーキットでバッテリー、ブレーキがタレない性能なのか?日本だけ、なぜ高い、日産大丈夫かな
  • kan********
    日産は真にEVをもっと普及させたいのなら、値付けは逆に下げるくらいでないとダメだろう。アリアはイメージリーダーカーなのでおいそれと下げられないのは分かるが、そのアリアの廉価グレードの値段より高い値付けになったリーフは値付けの再考は不可避。馬鹿みたいに値段を上げればいいってもんじゃない。その証拠に販売台数激減してるじゃないか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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