唯一無二のハイスペック電動バイクメーカー、エネルジカ!
日本において、電動バイクの普及や関心は依然として非常に低い。今回のTMCS2024においても、昨年よりも明らかに電動バイクの出展が減っていた。
電動バイクは電気自動車に比べてあまりにもバッテリー容量が小さく、充電設備も少ないため、ちょっとしたツーリングに行くことさえ勇気がいる。ガソリンの原付の代替えとして自宅で充電を行い、通学・通勤や買い出しレベルであれば実用的ではあるが、ミドルクラスのツーリングに使えそうな市販モデルは皆無と言ってもいいほど少ない。
今回紹介するメーカーとモデルが凄いのは、この航続距離の問題をクリアしつつ、充電規格でCHAdeMOに対応しているため、ロングツーリングもこなせてしまうところだ。
イタリアに拠点を構えるEnergica Motor Company(以下、エネルジカ)は、電動バイクのみを開発・製造しているメーカーだ。また、同社はバイクのロードレース世界選手権「MotoGP」の電動バイク版「MotoE」で、第一号に認定された実績を持っている。
エネルジカのマシンは、“世の中に実在しないハイスペックな電動スポーツバイクを生み出す”ことを目標としており、いずれのモデルも航続距離は400kmを超え、最高速度も時速200km級という他に類を見ない性能を持っている。そんなエネルジカから、世界初の電動アドベンチャータイプのモデル「EXPERIA」が登場しており、今回のTMCS2024に出展されていたので、紹介しよう。
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世界初の電動アドベンチャー「EXPERIA」!
エネルジカは2019年の創業からスポーツ・ネイキッドモデルのみを扱っていたが、2022年にこのEXPERIAを発表し、世界初の電動アドベンチャーモデルをラインナップに追加。全モデルの中で最も新しい第4世代のパワートレインを搭載し、最高速度は180km/h、0-100km/hの加速も3.5秒とハイパフォーマンスを維持しつつ、コンパクト化を実現。軽量化したバッテリーも容量22.5kWhを確保し、市街地なら航続距離も420kmと充分すぎるスペックを持っている。
EXPERIAの充電方法は他のモデルと同様に、普通充電と急速充電に対応。スポーツ・ネイキッドモデルはシート下に充電ポートが設置されていたが、EXPERIAは本来ガソリンタンクがある場所にバッテリーが搭載されており、その左右のサイドパネルを展開することで、充電ポートが露出する。CHAdeMOならバッテリー残量ゼロの状態から30分程度で80%ほど充電できるため、これならどこにでも行けそうだ。車重は260kgあるが、跨ってみると足付きもよく、小柄な筆者でも扱いやすそうな印象を受けた。
ここまでは文句なしだが、最大のネックはやはり価格。車両本体価格は522万円で、パニアケース等を含めた展示モデルになると、563万8800円となる。国内メーカーや海外メーカーがこれに近しい仕様のモデルを出せない理由がよくわかる。しかし、だからこそ本当にツーリングを楽しめる電動バイクを市販してくれているエネルジカのありがたみも分かるというものだ。EXPERIA、ぜひ公道で見かけたいものである。
SPECIFICATIONS
エネルジカ・エクスペリア|ENERGICA EXPERIA
ボディサイズ:全長2132×全幅867(ミラー含めず)×全高1461mm
ホイールベース:1513mm
車両重量:260kg
シート高:847mm
原動機種類:電動モーター
最大出力:75kW(100hp)要大型自動二輪免許
最大トルク:115Nm
最高速度:180km/h
航続距離:市街地→420km、市街地・高速複合路→256km
加速度(0-100km/h):3.5sec
走行モード:4種(エコ、アーバン、レイン、スポーツ)
回生モード:4種(ハイ、ミディアム、ロー、オフ)
搭載バッテリー:高エネルギーリチウムポリマー(Li-NMC)
バッテリー容量:22.5kWh
充電時間:急速充電→30~40分、普通充電7~8時間
パークアシスト:前進・後進
価格:522万円
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みんなのコメント
特に現状維持しか出来ない日本企業にはなれません
落ちぶれる一方で心配ですね日本