さらなるエクストリーム性の追求とSNSでの情報発信強化を目指し、今季よりNitroRX改め『Nitrocross(ナイトロクロス)』へとリブランドした北米発のラリークロス・シリーズは、改めて初年度となる2023~2024年シーズンの最終戦概要を発表。年跨ぎとなる2024年3月1~2日に、F1の新しいパドックの至近となるラスベガスのコーヴァルレーンに建設される特設トラックでのイベント実施をアナウンスした。
次戦となる第4/5戦は、11月10~11日にアリゾナ州フェニックスで開催されるおなじみワイルドホースパスでの1戦となるが、続く第6/7戦として12月9~10日にカリフォルニア州のグレンヘレン・レースウェイでのダブルヘッダー連戦を経たシリーズは、年明けの2月2~3日に隣国カナダのカルガリーで第8戦のシングルイベントを予定する。
最年少FIA RX2e王者ヴィクトル・ブランクス擁するVMVがナイトロクロスへ。北米で2台体制を構築
その後、最終戦の開催地と詳細な日程が未定のままだったが、第9/10戦として実施されるシーズンフィナーレは、新しい専用施設でのナイトレースを計画していることが明かされた。
ターマックとグラベルのミックスサーフェースとなるトラックレイアウトはまだ非公表のままだが、今季のその他のイベント同様に初代王者兼シリーズ創設者のトラビス・パストラーナ(バーモント・スポーツカー)によるレイアウト設計で、恒例の「ビッグジャンプ、ハイバンクのコーナー、急なバーム(造成された丘)」が含まれ、130フィート(約40m)級のギャップジャンプの存在が確認されている。
シリーズのゼネラルマネージャーであるチップ・パンコウは「我々はこのナイトロクロスで革新を推し進め、パフォーマンスを向上させ、スタートからフィニッシュまで“ウォール・トゥ・ウォール”のエンターテイメントであるまったく新しいモータースポーツを開発している」と自信をみせる。
「我々がラスベガスに来たのは、ファンがこれまで見たことのないトラック上で、約1000馬力以上のFCV(燃料電池自動車)による驚くべきパフォーマンスを披露するためだ」と続けたパンコウ。
「ここラスベガスは楽しい時間を過ごすことがすべてのユニークな土地であり、2023~2024年シーズンのフィナーレに最適な場所だ」
■「何を構築できるか楽しみ」と期待を寄せるパストラーナ
そのラスベガスはラリークロスとの親和性が高い都市としても知られ、今はなきグローバル・ラリークロス(GRC)では、2012年から2015年までシリーズ最終戦が開催されてきた。
とくに2012年はNASCARなども開催されるラスベガス・モータースピードウェイでのラウンドとなり、このカテゴリーの“重鎮”たるタナー・ファウスト(エキサイト・エナジー・レーシング)と故ケン・ブロックはこの都市でそれぞれ2勝を分け合い、ブロックは2013年にここでラリークロス初優勝を果たしている。
「今季はナイトロクロスを次のレベルに引き上げる、本当に素晴らしいことの始まりだった。ラスベガスでそれに感嘆符(!)を付けることができて、とても興奮しているよ」と、今回が待望のシリーズ初訪問となるラスベガス戦に期待を寄せるパストラーナ。
そんな現代のエクストリーム・スポーツ界を牽引する第一人者は、2018年に2万5000人以上の観衆の前でイーベル・クニーベル(オートバイのビッグジャンプで人気を博したスタント界のスター)による最も有名な3つのジャンプを再現し、多くの観客と視聴者を惹き付けた。
「イーベルを讃えるとき、集まったファン全員からの信じられないほどのエネルギーを感じたんだ。その興奮を再現するのに、これ以上の場所はないよ」と続けるパストラーナ。
「この都市が世界的なエンターテイメントの中心地であることは間違いないが、モータースポーツにも情熱を持っており、F1やNASCAR、Mint400(ジェンソン・バトンも参戦したオフロード・イベント)など大規模なレースが開催されている。素晴らしいパートナーとともにナイトロクロスを成長させていくなかで、ここで何を構築できるか楽しみにしている」
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