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エンタメの“限界”に挑戦したラスベガスGP、ドライバーたちのイベント出演量は適切だったのか? マクラーレン代表「バランスを見極めないと」

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エンタメの“限界”に挑戦したラスベガスGP、ドライバーたちのイベント出演量は適切だったのか? マクラーレン代表「バランスを見極めないと」

 初開催されたF1ラスベガスGPについて、マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、タイムテーブルなどを見直す必要があると指摘した。

 先日初開催されたF1ラスベガスGPは、最終的に激しいレースが繰り広げられたが、イベント全体としては改善の余地がある部分も多いという指摘が相次いでいる。

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 そのひとつがタイムテーブルだ。コースのトラブルにより、フリー走行は深夜2時半からの実施。予選は”予定通り”深夜0時から行なわれた。決勝のスタート時刻も夜の22時と遅かったため、F1関係者を肉体的にも精神的にも限界に追い込んだと言える。またこのラスベガスと、大きな時差のあるアブダビが2週連続開催となっている点も、関係者に時差ボケとの戦いを強いることとなる。その他にも、ショービジネス的な要素が前面に出すぎたことにも批判の声があり、まさに賛否両論のグランプリとなった。

 マクラーレンのステラ代表は、イベントを通してドライバーたちに求められたことが多すぎたのではないかと指摘した。

「タイムテーブルはとてもチャレンジングだと思う。スタッフにとっても、誰にとっても非常に厳しいものだ。 だから理想を言えば、これは見直して欲しいものだ」

「また、スペクタクル、エンターテインメント、ショーという点では、限界に挑戦したとも言える」

「確かに楽しかったので、ある程度は良かったと思っている。しかし、それが少し行き過ぎだったかどうかについて、自問自答する必要があるだろう」

「ドライバーを参加させるという点については100%支持している。なぜなら、ドライバーはこのスポーツの人気と成功の原動力だからだ。しかし同時に、ドライバーたちにとっても、この週末は非常に忙しいものだったということもわかる」

「だから、ドライバーをレースに集中させることと、ショーをサポートさせることのトレードオフが正しいかどうかを見極める必要がある。そこは検討するに値する部分だと思う」

 このように改善の余地がある点について語ったステラ代表だが、多くのバトルを生み出したコースレイアウトに関しては成功だと考えている。

「トラックレイアウトに関しては、良いレースを促すものだった」とステラ代表は言う。

「とにかくタイヤの振る舞いが特殊だったので、良いレースが見られることはないだろうと予想していた。これに関してはコースのレイアウトが一役買ったと思う」

「ただターマックに関しては、夜にレースをするとなればかなり滑りやすい。我々もクラッシュをしてしまった。またスタート後の1コーナーもかなり混雑していたから、オーストラリアのような状況にもなりかねない」

「そのような問題が起こらないようにすべきだ。実際に起こるのを待ってからでは遅い」

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