人気MPV『プジョー・リフター』を無加工で“車中泊仕様”にする純正ベッドキットが登場

　SUVのスタイルと走行性能を融合させたプジョーの新コンセプトMPV（マルチ・パーパス・ビークル）として登場し、姉妹モデルの『シトロエン・ベルランゴ』とともに人気を集める『RIFTER（リフター）』に、こちらも姉妹車同様アウトドア向けアクセサリーとして、無加工で車中泊を可能とする“agré（アグレ）・ベッドキット”が登場。純正ディーラーオプションとして8月6日より発売開始となっている。

　一足先に本格展開を開始した姉妹車『シトロエン・ベルランゴ』とともに、グループPSAの誇る最新モジュラープラットフォーム“EMP2”を採用した『プジョー・リフター』は、樹脂製のホイールアーチとサイドプロテクター、そしてバンパープロテクターにクラッディングを採用し、短いオーバーハングや高いルーフとルーフバーによる積載性、ガラス部分のみの開閉も可能な巨大なテールゲートによる利便性など、レジャーやアウトドアでの高い適性を予感させる。

　また、全高1850mmに両側スライドドアを持つフランス流MPV“フルゴネット”の構成を持ちながら、180mmの最低地上高がもたらす悪路走破性やラリーで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版アドバンスドグリップコントロールを搭載することで「マッシブかつアクティブな印象に満ちたSUVテイストのスタイリング」を体現するモデルとなっている。

　そんな「SUVのロバスト性とミニバンのユーティリティの融合」という新ジャンルを創出したリフターに、こちらも姉妹車同様に国内企画として、グループPSAジャパンとRVランドコンセプトのコラボレーション企画により開発された、アウトドアライフを演出する純正キットが追加設定された。

　このアグレ・ベッドキットは車体に無加工で設置可能とし、かつ収納時には最大5名乗車のまま走行できる純正ならではのフィッティングが特徴となり、年々高まる車中泊のニーズに応えたもの。

■大人ふたりが充分に快適に寝られるベッドサイズを確保

　独自の5分割のマット構造により、走行時はラゲッジルームにマット畳んで収納することでリヤシートがそのまま利用でき、フィールドでの使用時はリヤシートを倒してエクステンションバーをセットするだけで水平にマットを展開することが可能となっている。

　ベッド展開時のサイズは底面サイズ1800mm×1200mm、ベッド厚さは約45mm、大人2名が充分に快適に寝られるサイズを確保。その展開時の室内高は650mm（最低位置。マルチパノラミックルーフ装備車両＝GTの場合）で、ベッド下は収納に活用できる270mmの空間が確保され、ベッドを畳んだ状態で戸棚としても使うことができ、その際にもリヤシートが使えるなど高いユーティリティ性が備わる。

　また、これだけの機能を実現しつつも車体側の加工を一切することなく取付けられ、昨今のコロナ禍での移動にクルマが再注目されていることもあいまって「野外、家族、単独」など、行動する際にリスクが低いとされるキーワードがすべて入っている数少ないレジャーであるアウトドアでの活動が、より充実したものとなるようサポートする貴重なアイテムとなっている。

　表皮素材はスポーティーかつスタイリッシュなSUVテイストのリフターの内装に合わせて、肌触りの良い上質なモケット生地（車両の難燃基準合格品）を採用。カラーは外装色のメタリック・コッパー、ディープ・ブルー、ビアンカ・ホワイトとコーディネイトできる全6色（オレンジ、アイボリー、グリーン、ダークブラウン、ネイビー、ブラック）展開とし、価格は25万800円（税込）に。受注生産品となり、納期は受注後約1.5カ月を見込んでいる。

プジョーコール TEL：0120-840-240