現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スズキ・新型フロンクス先行比較《vs ヤリスクロス/WR-V》

ここから本文です

スズキ・新型フロンクス先行比較《vs ヤリスクロス/WR-V》

掲載 9
スズキ・新型フロンクス先行比較《vs ヤリスクロス/WR-V》

新型車比較・ライバル車対決 [2024.08.24 UP]


スズキ・新型フロンクス先行比較《vs ヤリスクロス/WR-V》
コンパクトSUVの中でも全長4m前後のモデルは、価格と性能のバランスが優れていることが魅力。フロンクスのライバルもベストセラーを名乗るに相応しい実力車が揃っている。ここでは真っ向勝負を挑むことになるヤリスクロスとWR-Vをピックアップ。フロンクスと関係を整理してみたい。

スズキの新型SUV『フロンクス』の全貌《先行試乗&詳細解説》

●文:川島茂夫●写真:澤田和久


フロンクスのライバルは、いずれも実力モデルが揃う! 新型フロンクスvsライバルモデル先取りチェック
三者三様に強みは異なる フロンクスは質感で勝負

ここで取り上げる3モデルは、デザインやパッケージなどの考え方は異なるが、いずれもキャビン&ユーティリティを中心とした実用性の高さをセールスポイントにしている。

なかでもヤリスクロスは、現代のコンパクトSUVに求められるニーズを上手に取り込んだモデルであり、ベースモデルのヤリスで弱みになっていた後席居住性や荷室積載性を克服することで、ヤリスに不満を感じていたユーザーの受け皿にもなっている。

WR-Vもユーティリティを強めにアピール。シートアレンジなどは平凡だが、後席&荷室まわりに余裕を持たせたパッケージを採用することで、普段使いで便利なSUVに仕立てている。e:HEVを主力としたヴェゼルと差別化のためにガソリン車専用モデルにしたことでお手頃な価格も実現。これも大きなセールスポイントだ。

キャビンの実用性だけを求めるなら、ヤリスクロスもWR-Vもフロンクスを上回る。車体サイズの違いだけでなく、開発コンセプトからして、フロンクスはユーティリティを重視していない。SUVとしては最小クラスながらも、内外装や走りにプレミアム性を求めているのがフロンクスの特徴だ。その分、レジャー用途向けの実用性は、2車には及ばないといえるだろう。

レジャービークルという視点を重視するならば、ヤリスクロスが最もバランスがいい。WR-Vは、4WDが設定されないものの、ゆとりのキャビンスペースでレジャー用途との相性がいい。2車に比べるとフロンクスはレジャー向けSUVとしては少し物足りない。

ただ、長距離ツーリングを基本に選ぶなら、ベストはフロンクスだ。ヤリスクロスとWR-Vも長距離は苦手にするタイプではなく、むしろコンパクトSUVの中では得意としているが、フロンクスはさらにその上を期待できる。

フロンクスの走りはコンパクトSUVらしからぬもの。優れた高速操安性や雑味の少ない振動騒音などもあり、車格を超えた良質を感じさせてくれる。内外装の雰囲気もツーリング志向のプレミアムモデルの魅力を後押ししてくれる。

フロンクスはSUVとしては少し異端な存在。コンパクトSUVの中心からは外れたモデルになるのだが、プレミアムツアラーとしてはクラス随一の完成度がある。ロングドライブ性能が必要というユーザーなら、外すことができないモデルになりそうだ。


SUZUKI フロンクス
走りも上級モデルに迫る実力派

上級クラスを思わせる高速長距離適性の高さはクラス随一。操安性もアピールポイントのひとつ。高速走行時の静粛性や会話明瞭度、安心感のある乗り心地など、良質なツーリングを楽しむための要素が際立っている。


TOYOTA ヤリスクロス
価格:190万7000~315万6000円

ガソリン車の実力もクラストップ級

ガソリン車でも高速巡航時の力感は十分。急加速や登坂などを除いた大半の走行シーンで、スペック以上の余裕が感じられる。フットワークは高速域での安定性を配慮した味付け。乗り心地とのバランスも良好だ。


SUVとしてはことさら実用性を売りにするモデルではないが、価格と装備のバランスの良さが際立っている。特にガソリン車は買い得だ。

HONDA WR-V
価格:209万8800~248万9300円

ドライブ感覚の楽しさでも勝負できる

振動騒音が少し気になることもあるが、日常域での乗り心地や高速域での安定性は優秀。フットワークも適度にメリハリがあり、運転が楽しいタイプ。全開加速はスペック相応だが、出来の良いCVTのおかげで中庸域での加速感は良好だ。


シートのアレンジ機能はヴェゼルほど多彩ではないが、後席荷室スペースはクラス最高水準。使い勝手の面でも優等生だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
バイクのニュース
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
くるまのニュース
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

9件
  • sbl********
    好きなの選べばよいだけ…
    他人様の悪口は言わない…
    そんな教育を受けてきました…
  • ara********
    日本車とインド車比較するやつなんかおらんやろw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

190.7278.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

155.0371.1万円

中古車を検索
ヤリスクロスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

190.7278.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

155.0371.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村