フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネによれば、リバティ・メディアは、2021年のエンジンレギュレーションを確定する締め切りについて、今年の5月に設定することで合意したという。
F1のオーナー企業となったリバティ・メディアはFIAと共に、2021年以降のF1エンジンレギュレーションについての初期計画を、昨年10月に発表した。しかしこの内容については、未だ合意に至っていない。
F1チーム、リバティの計画の詳細を黙秘「数カ月内密に議論を行う」
そして前戦バーレーンGPの際には、リバティ・メディアは改めて2021年以降のレギュレーションについて提案。その内容についてフェラーリのアリバベーネがコメントした。
「私が間違っていなければ、リバティは5月の終わりを(合意の)締め切りに設定したのだと思う」
アリバベーネはそう語った。
「この期限が尊重されることを願っている」
「我々フェラーリとメルセデス、ルノー、ホンダは、1カ月前に書簡を送り、それぞれの立場を詳しく説明した。今ではそれは、非常に明確になっている」
トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストも、新しいエンジンルールを早急に決定する必要性を強調した。
「パワーユニットの規則について、すぐにでも決着をつけなければならない」
そうトスト代表は語った。
「そうでなければ、新しいメーカーがF1に参戦してくる可能性はないだろう。なぜなら、時間は過ぎて行ってしまうからだ」
「2021年はすぐだ。リバティ・メディアはこのことを認識していると思う。残りについては、様子を見てみることにしよう」
「リバティが提示したことを、私は全面的に支持する。それが実現されることを願っている」
エンジン/パワーユニットに関するレギュレーションの他に、予算上限案(バジェットキャップ)の導入を含む総合的なレギュレーション改訂案も、バーレーンGPの際に提示された。アリバベーネはフェラーリにとって、1億5000万ドル(約160億円)という予算制限は実現可能な数字なのか、検討しているという。
「文書を読み、そして議論している」
そうアリバベーネは語った。
「それが達成可能かどうかは、今後明らかにする」
アリバベーネはまた、2021年以降のレギュレーションについては、エンジン、シャシー、そして予算制限などを含めた全ての側面を一緒に考える必要があると強調した。
「全ての要素が重要だ。なぜならそれらは、互いにリンクしているからだ。だから私はすぐにでも、提案された様々な話題について、合意に至ることができることを願っている。そうすれば、我々は進むことができる」
またアリバベーネは、フェラーリの長年の権利であった”レギュレーション変更についての拒否権”を解消することが、変更の中に盛り込まれる可能性があることを明らかにした。
そういった権利を失うことについて、フェラーリとしてはどう反応するのかと尋ねると、アリバベーネは次のように答えた。
「議論が深まったら、できるだけ早くお伝えする。その時の我々の顔が笑顔なのか、あるいはそうではないのか……どちらだろうね?」
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